Tokyo Night Flight~東京夜景飛行~ [Blu-ray]
BGVとして作られた本作は、何だかマイナスイオン効果がありそうな1枚である(笑)。DVDでも発売されているが、この魅力を味わうには、やっぱりブルーレイの購入になるだろう。こうして観ると、東京は光の配分がバランスよく散りばめられているなあ、と感心する。都市工学として考えれば、世界一綺麗かも知れない。人工都市・ラスベガスは一区画限定の賑やかさだし、マンハッタンやロサンゼルスもここまで広範化していない。上海や香港はあくまでネオンサイン主導の夜景だし。ただし、LVを除くこれらの都市は築100年程度の建物の保存状態がよく、そういう「文化」を守ることで「光のアート」を犠牲にしている面もあるが、東京はどんどん古い建物を壊して、見栄えのいい高層建築に変えていく。光の見事さの差は、その文化の差かもしれない。それにしてもこのカメラは凄い。電通ビルのフロアの机まで見える高密度な映像は尋常でない(笑)。BGVなので、流しっぱなしでワイングラス(決して焼酎ではない)でも傾けるのが最善の鑑賞方法だろう。
Jazz Impression
いまや世界の香津美さんのエレキギターが炸裂するCDです。ギター ルネッサンスで、クラシックギターにもどってから、今回は彼の80年代前半を思わせるぎんぎんの早弾きギターが炸裂しますね。ドラムの井上さんといま人気絶頂のスクエアーの則武さんを率いれたこのトリオの相性はぴったりです。2011年年始早速1月12日に六本木サテンドールのライブ(英語ではコンサート)にいきましたがこのメンバーでの香津美さんのエレキは最高に盛り上がりました。まずはこのCDを購入して是非生香津美さんを聞いてください。すごさが判ります。
ソリッド・ステイト・ファンク
Carry Outのような凝った作品が見当たらない そういった感じ
お気に入りは、2曲目=フルート 4曲目=ソプラノ 6曲目=ピアノ+アルト 8曲目=アルト
8曲目は、お決まりのムーンシリーズ ど派手系 この曲が入ってないと さらに物足りない
10曲目=アコースティックギター+ソプラノサックス これだけか、今までなかったパターン。
フォー・オブ・ア・カインド
とても、完成された、非常にプロと感じる、技術感溢れる曲の数々でした。ただ、ポップな曲調を期待して手に入れてしまったので、そういう期待感には今ひとつでした。
とても、それぞれの演奏が完成されていると思いますし、多分ジャズを好む方々には絶好の一枚なのかもしれませんが、Smooth Jazz系(いわゆる軟弱系?)が好きな僕としてはちょっと難しい一枚でした。
青木さんの"Double Face"と"Experience"、そして本田さんの"Cross Hearts"では、非常にストーリー性と抑揚、加えてひとつひとつの音が艶やかさに溢れ、全くもって感動しまくりでした。そして、その二人が加わったアルバムとはどんなに凄いものか・・・、と期待感で一杯でしたが、それとはちょっと方向が違うように思います。
どの曲も聴いて嫌いな曲はないのですが、わりとどの曲も単調に感じられ、心高ぶるもの、ウキウキ、寂しさ、・・・といった、つい引き寄せられる何かを感じられず、す~っと流れていってしまいました。(すみません)
とは言いながら、是非、ライブバージョンを聴いてみたいと思いましたので、ひとまず、まとまりのある良いアルバムでした。
できれば、このメンバーでポップな軟弱路線でもひとつ!アルバムをお願いしまっす!
THE SAX vol.39 (ザ・サックス) 2010年 3月号 [雑誌]
表紙が気になってよく見たら、やはりサンボーンが登場。特集の中のPLAY研究がわかりやすかったし、彼のすごさをまた再確認した気がする。掲載楽譜のhideawayはこれからじっくり聴いてやってみようとおもう。セルマー特集も楽器ごとにそんな違いがあったのかとじっくり読んでしまい、いろいろ試行錯誤があったのかと歴史を感じる内容だった。ジャズ好きのために、モブレイのリカード・ボッサが解説されていたのがうれしい。