くノ一忍法帖 劇場版 自来也秘抄 [DVD]
期待せずに観ましたが、以外にも良くできていて面白かったです。クライマックスの忍法勝負(ちょっと笑えます)以外はかなり原作に忠実に映像化されています。
主役のキャスティングもばっちりで、徳川石五郎の乱れっぷり、甲賀蟇丸の忠義心(藤原組長が熱演!)、鞠姫の愛らしさ、どれも原作の魅力が発揮されていて好感が持てます。
特撮は安っぽい印象ですが、正義の忍者「自来也」がカッコよく活躍し忍法バトルもそれなりに見せてくれます。
はたして、自来也の正体は?
かたぴら・おぺれった (1) (角川コミックス・エース 285-1)
成年誌や同人で活躍する先生の、「山田馬也」名義作品。
声優に憧れ演劇部に入部した冴えない主人公の柳原太一。
女性部員が3人だけの廃部寸前な演劇部は、実績を残し優遇されている数多くの運動部相手に、どうやってその活動を認めさせるか・・・
という、お話。
表紙で釣られた人には今さらなことだけど、「可愛らしいキャラ」と「下着露出の高さ」がウリ。
○首のような露骨な描写はないし、ヒロインにしてもシンプルな下着が多いが、逐一アングルや演出といった見せ方がエロい。
特に要所要所でコマを大きく使って、キャラの全身像を見せるのが上手い。
演技のためといいながら破廉恥なことを(主人公に強要)したりと、バカっぽさとエロさを兼ね備えたノリも楽しい。
中々にネジの外れたキャラや演出を見せてくれるが、現時点では明確な目標もなく日常モノに終始しているため、目新しさはない。
腐要素や百合要素も垣間見えるが、もう少し引きつけるものが欲しかった。
ある意味、作品の概要がよく表れた秀逸な表紙と言えるかもしれない。
ちなみにタイトルは「caterpillar operetta」から。