十日えびす (祥伝社文庫)
この作品は一貫して継母である八重の視点から
物語が進んで行きます。
夫の逝去で後添えとして入った家を長男夫婦に3女のおみちとともに
追い出され引っ越した先で待ち受けていた【お熊】と云う女に
からんだ数々のイザコザ騒ぎとその息子・鶴太郎とおみちの恋の行方に
ページをめくる手が止まりませんでした…。
義母・八重の視点から母親として悩んだり悲しんだり怒ったりの様子が
手に取るように伝わりました。
それにはいつも【なさぬなか】と云う苦悩がつきまといます。
普通の母親であり普通の主婦であり普通の人間(地位も名誉もある訳でなく)
である八重ですがその常識的な一人の女性・八重に共感共鳴しました。
私は母親になったことはありませんが疑似的に『母親ってこういうものだよねぇ』
とう云う感覚を味わい楽しかったです。
近所のイザコザにも正当に常識を持って対処する八重はやはり本当の意味で
大人であるとも思いました。
しかし猛女・お熊の息子・鶴太郎は病を患っておりおみちの恋の行方は波乱です。
乗り越えることでおみちは成長するのですがやはりこちらは
多少、不可解な結末で残念な感は拭えませんでした。
SIMPLE2000シリーズ Vol.114 THE女岡っピチ捕物長 ~お春ちゃんGOGOGO!~
操作性やキャラの動き等『姉チャン』と非常に似ています。明るい(ハジケた)舞台背景やステージなので、姉チャンよりも万人向けです。ただバイオハザードの様に画面固定エリアがあるので注意が必要、難易度が低くても雑魚は容赦なく攻撃してきます。コンプリートまで長く遊べそうです、SIMPLEシリーズとしては良作だと思うのでおすすめです。ちなみに対象年齢が12才以上なのでお色気要素は期待しない方がいいです。
豊かさとは何か (岩波新書)
なんで豊かさを感じないのか。そんなことを再認識させてくれる本である。
20年近く前に書かれ、数字的には古いものもかなり多いのが難点。
(西ドイツはもうドイツだし)
それでも、20年前と、日本のあり方がちっとも変わっていないのには驚く。
そんな意味で相変わらずの豊かさ感のない実生活が、恨めしく思える一冊である。
ゲートキーパーズ21 EPISODE:2 疾走〈限定版〉 [DVD]
テレビシリーズとのリンクを示す人物・物が登場してきますが、
えらく思い切りよく「今」が選択されます。過去の栄光に寄り
かからない姿勢が、これからに期待を持たせてくれます。
しかし、現状では滅びの重さが支配的で、まだまだ助走中の
感は否めません。
最後の約束 [初回限定版] [DVD]
娘の影響で彼らのファンになりました。 ドラマは既視で録画済みですが、記念のつもりで購入したものです。
特典映像は、思っていたよりずっと良かったです。 ロングインタビューでは、各メンバーの思い入れシーンの解説やほかのメンバーの演技に対するトークなど、そうだったのかという発見もあります。 共演者への印象を語り合うのもたいへん興味深かったです。
ドラマの脚本が酷評されているようですが、老若男女に分かり易く構成されたものだと思います。サスペンスのような括りで観てしまうと、期待はずれなのかもしれません。 相葉君の失言(笑)として残ってしまった「ファンタジー」という言葉が、ドラマの本質に一番的を射ているのではないでしょうか。
一連の評価を見て思うのは、嵐のファンはとても目が肥えているんだなという事です。大好きだから何でも有り…ではないんですね。 つまり、嵐の過去の出演作のレベルがそれだけ高かったという事なのでしょう。
私はドラマも楽しめましたし、今回の特典もたいへん良かったので購入は大正解でした。