立体忍者活劇 天誅 忍凱旋 PlayStation the Best
物陰に潜み、敵が視線を背けた隙に背後へ忍び寄り、密やかに忍殺。
基本はこの繰り返しですが、飽きないんですよね、これが。
操作はいわゆるバイオハザートタイプで、動かしづらく、かつ難しいのですが、
各動作が抱負に用意されているので、操作に習熟すると自分がキャラクターに
感情移入できるようになり、作品の世界観にのめり込めます。
グラフィックはかなり雑なポリゴンですが、好意的な解釈をすれば味があります。
視界をわざと制限する表現をとっているのですが、これが暗闇の中を暗躍する
忍の世界とマッチしていて良い効果を出しています。
BGMは非常に抑え気味ながら強烈なインパクトがあるという、また独特なもので、
これまたこのゲームの世界観と見事にマッチしています。
難易度の高いゲームです。本当に楽しめるのは、何度もプレイして敵の初期配置を
頭に叩き込んだ後の、やり込むようになってからでしょう。
死体は隠し様が無いので、大抵のステージで数度は敵にこちらの存在を察知されて
しまうため、不利になっていく状況からどうやって完全隠密を維持し続けるか、
いかにして完全忍殺を達するか――。それらを考えてプレイするようになると、
ハマるんです、これが。
古いゲームという以前に、発売当時の時点でも雑であったグラフィックの荒さが難点ですが、
じっくり遊ぶには損のない良いゲームです。もし中古ショップで安値で見かけたら
手にとって見てはいかがでしょうか。
天誅~忍凱旋
このゲームは忍者ゲームです。忍者が好きな人に強くお勧めします。
ただし、本当の忍者が好きな人にしかお勧めできません。このゲームの忍者は特別凄い跳躍能力があるわけでも目にも止まらぬスピードで駆け抜けることも圧倒的な力で敵をまとめて吹き飛ばす術もありません。
このゲームはリアルな忍者のゲームを目指しています。すなわち、敵に見つからぬようにコソコソと様子をうかがい敵の隙を突いて不意打ちで相手を確実に暗殺しながら進むことである。そしてステージは堂々と正面突破するのも屋根の上から進入するのも全てプレイヤーの自由です。別にコソコソとしないで敵を正面から勝負して進めてもクリアはできます。ただし評価は低くなりますが… 本編を遊び終わったなら自由にステージを作成できる虎の巻を遊び倒しましょう。正統派なステージを作るのもバカバカしいステージを作るのも自由。このモードで作った任務を友達にプレイさせたり友達が作った任務をプレイするのもおもしろいです。まだまだ言い尽くせないほどの魅力がありますが興味を持ったなら色々なサイトで調べてみてください。どこも絶賛してるに違いありません。