浮世の夢
このアルバム最高!
もう、ロックじゃないの!
語り・・・じゃないな・・・。
わめき!?
音楽とかちょっとどっかいっちゃってる。
詞ではなく詩です。
すごく完成度の高い日本語で自問自答をアルバム通して繰り返してる。
自分の内面のぐちゃぐちゃしたところを吐露してる。
ただ、宮本の内面はあまりにも魅力的すぎて、何度も聴いてしまう、お気に入りアルバムになってしまうんだけどね。
これ、ソニーが本当に発売を許可したのって言うくらい、音が悪いのはご愛嬌。
多分、カセットレコーダーに口つけて宮本がダビングしたんやろ?って位の音の悪さです。
ある意味、そこすらおもろいしな。
ベスト・オブ・ベスト/クラシック・ピアノ
リーフレットを読まずに、最初のリストの「ラ・カンパネラ」を聴いた時、これはもしかして、と慌てて説明を読みました。やはりフジコ・ヘミングでした。続くリストの「ため息」「泉のほとりで」もそうでした。独特の奏法ですし、解釈ですが、少し聴いただけで演奏家の姿が浮かび上がるような演奏はめったにありません。ピアノ演奏というと完璧に弾くということに主眼が置かれそうですが、楽譜の中に潜む作曲家の感情や思いを浮かび上がらせるような演奏はあまりありませんので、その意味において貴重です。絶大な人気があるピアニストだということがよく分かります。
ミハイル・プレトニョフが3曲弾いていますし、ダン・タイ・ソンが2曲、タチアナ・ニコラーエワ、スタニスラフ・ブーニン、エリック・ハイドシェック、ケマル・ゲキチ、仲道祐子などの有名なピアニストの演奏も収められていました。他の演奏者も当たり前ですが、物凄く上手です。音大生やピアノを練習している人にとって、お手本として聴かれるのでしょうね。かなり幅広い作品からの選曲ですから、ピアノの名曲を堪能したいという人にも好適でしょう。
通俗的な名曲も含まれていますが、今まで聴いたことのない楽曲もあり、楽しみながら4枚を聴き通しました。
リーフレットの解説は参考になりました。誰が書いたのかは分かりません。署名入りで載せてほしいですね。冒頭のコメントを書いた音楽評論家の萩谷由喜子さんでしょうか。
83曲もピアノ独奏曲が収められているわけですから、繰り返し聴いても飽きません。
それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ [DVD]
これは別の意味ですごいです!OPにCGを使うのはびっくりしましたが、それ以上に本編開始の15分位まではロールパンナちゃんとローラしか出てこないのはもっと驚きました。(僕的にはOKです。)最後は感動です!
★1つ減らした理由は、しょくぱんまんとカレーパンマンが悪役の姿が怖いのと、前作は出てたクリームパンダがなぜ今作は出てこなかったとの疑問があったからです。しかし、内容はまとまりがあります!
過去のない男 [DVD]
フィンランドのアキ・カウリスマキ所有の映画館で観たのですが、この作品はカウリスマキファンにはタマリマせん!
とりあえず、カウリスマキフィルムには欠かせないカティ・オウティネンをはじめ、”Drifting Clouds”のコックさん、レストランオーナー、ラウリの妹などが、本作品にも登場しています。是非探して見て下さい。
もちろん単品の作品としても、かなりいい味出してます。彼のユーモアのセンスが大好きな人なら、かならずツボにはまります。「くすっ」と五回、「ははは」と一回は笑えます(特に日本人なら)。
地元の人の間でも、「この作品が一番!」という人が多いのも納得!!
浮雲 [DVD]
男と女がズルズルと付き合い、こんな相手と一緒にいるとダメになると分かっていても、何故か別れられない。
愛ではなく、愛着かもしれないです。
ロマンスの”ロ”の字も感じさせませんが、 ロマンチックな恋愛より現実的な一つの愛の形だと思います。
女が男を見つめる眼差し、表情、女同士が互いに品定めするような目付き、 また敢えて無視するかのような態度、、、
言葉では表せない、女の複雑な心が感じられます。
主人公の男、富岡(森雅之)は、口では立派なことや、潔いことを言います。
でも、現実の彼の行動は、女にだらしなく、中途半端で歯切れが悪く、自分勝手です。
女とはヤリたいけど、人間関係には深入りしたくない、男の本質を表しています。
ラストシーンはフェリーニの「道」を思い出します。
そう云えば、「道」のザンパノも男の本質を表していたなぁ、と思いつつ、男と云う生き物の”どうしようもなさ”も感じさせる作品です。