FIFA コンフェデレーションズカップ ドイツ2005 日本代表激闘の軌跡 [DVD]
ブラジル戦での選手たちの懸命なプレーがしっかりと収録されており、とてもいい作品です。王者ブラジルに挑む日本代表の姿がもう一度見たいなら、ぜひお勧めです!
敗因と
結局、サッカーも人間が集まってやっているとものなんだと言う事。
企業でも、プロスポーツでも、個人個人がバラバラのままでは、機能しない。なかでも、チームスポーツであるサッカーでは、組織として、いかに機能するかが、結局のところすべてなのだと思う。
以前の日本サッカーと比べれば、個々の能力というものは確実にレベルアップしているのだろうが、個人の心がひとつにまとまらなければ、組織としては機能しないということが、本書を読むことで明白になる。
城選手が本書の中で述べている。ドイツワールドカップで一番強いブラジルと最初に対戦すれば、選手間の軋轢がどうのなどと言っている状態ではなくなって、チームとしてまとまったのではないかと。グループリーグの中で一番くみしやすいオーストラリアと最初に当たったことで、バラバラのチームが、バラバラのままグループリーグに突入していってしまったこと。アトランタオリンピックでは、ブラジル戦のみチームがまとまったこと。
敗因は、中田のみにあるのでもなく、黄金世代のみにあるのでもなく、ジーコのみにあるのでもなく、日本協会のみにあるのでもなく、サポーターのみにあるのでもなく、マスメディアのみにあるのでもなく、そのすべてにある。
日本でのサッカーを取り巻く環境が、ワールドカップに行くことまでで満足してしまうレベルにしかないのだと思う。選手達もヨーロッパのリーグに行くことまでで満足してしまっているのだと思う。
本書で述べているように、ドイツでの日本の戦いは胸を打つ部分がまったくなかった。
Jリーグ入れ替え戦の神戸vs福岡戦のほうが、心に響くものがあった。
ドイツのワールドカップでの日本の試合を見ていて、まったく心に響かなかった私自身の気持ちが、少しだけすっきりした本だった。
サッカーに興味がある人なら絶対に読んだ方がいい。そうでない人にも組織を考える上で非常に参考になる。
おすすめです。
J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 6 Pride of J プレイングマニュアル
自分の中では、ファミ通の攻略本というとデータなどがあまり詳しく載っていなくて(特にドラクエ関係)、いまいち使えない本が多い印象があったので、今回もどうしようか迷ったのですが、他に出る予定もなさそうなので期待外れを覚悟に買ってみました。ところが、これはなかなかの出来でした。ゲームのシステムも良く載っているし、データも豊富だと思います。買って損はないでしょう。
DVD ジーコ 栄光の軌跡
サッカー選手は、一人一人が、得意なことが違うから、11人でサッカーをする価値がある。
ジーコも、個性的な選手で、誰もが真似をすれば言い訳ではないかもしれない。
南米のサッカーのよいところを、日本に紹介してくれた貴重な一人。
ps.
日本の子供のサッカーの育成の枠組みは、南米のよいところと、ヨーロッパのよいところの両方を加味しているように思われます。