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挑戦者たち -トップアクターズ・ルポルタージュ-
どうしようかと迷っていたけれど、
どうしても、読みたくて注文して
昨日届いた。
「アクチュール」に連載されたものを
まとめてあるものだが、およそ380
ページに渡って、18人の俳優たちの、
その時々に「挑戦」していた映画、舞台
に向かう彼らの姿をインタビューや舞台
稽古する姿、また周りのスタッフ、共演
者などからみた姿など、多角的にとらえ
て、その時、彼らが何を思い何に向かって
いったのかを浮き彫りにしている。
彼らの真摯さ、そして、決して目をそらさない、
その姿がかなりぐっとくる。
そして、それぞれの「今」の姿が、最後に
載っているのも嬉しい。
値段的には高いかもしれないけれど、18人の
俳優たちの思いを、取り組み方を知りたいと
思う人は読んでみるのもよいと思う。
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Have a Good Journey the best of advantage Lucy 1996-2000
Lucy Van Pelt時代~2ndメジャーアルバム『station』の楽曲から選ばれたベスト盤。
ポップな音楽が好きな人、特にギター主体のバンドサウンドがお気に入りな人なら必聴・必携の一枚。
彼女達の曲はポップだけれど、巷に溢れる、いわゆるJ-POPと呼ばれるサビだけが異様にキャッチーなだけの音楽とは一味も二味も違うことが、スピーカーを通してリスナーに新しい喜びを与えてくれるはず。
全編珠玉のポップス集だけど、個人的にはM7「グッバイ」が一番好き。
ルーシーの面々には、これからも独自のポップ街道を突き進んで欲しい。
ここが到達点じゃない、そんな今後の期待感も込めて、星は四つまでにしておこう。今は。
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日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか
上田教授の知られざる過去の武勇伝が語られていますが、おもわず失笑と苦笑いがこぼれてしまう内容です。
アイツはそこまでバカだったの?って言いたくなります。
ドラマの上田とは少しかけ離れていたので馴染めませんでした。
字も「どんと来い〜」と違って普通サイズの明朝体なのでがっかり。
所々に図解と言うことでイラストが添えられていますが、これもあまりいただけません。
参考書に載ってるような真面目な絵だったらもっとバカさ加減が増していたと思います。
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NHK スペシャルドラマ 坂の上の雲 第2部 ブルーレイBOX [Blu-ray]
司馬遼太郎の代表的な小説を丁寧に丹念にドラマ化しています。
出演陣も豪華ですが、脚本・演出が丁寧。
(もちろん小説そのものがとても優れているのですが。)
3年に分けて放映が待ちきれない作品です。
よくも悪くも、登場人物に対する原作者の主観的な叙述は消え、
客観的な描写となっています。
第2部では、正岡子規の死があり、そしていよいよ日露戦争開戦。
戦艦などの映像も圧倒されるほどリアルです。