Live at Leeds -Deluxe Edition
今更説明不要の最強ライブアルバムが、安価になって再登場!
オリジナルアルバムに8曲加えたお徳盤ですが、デラックス盤よりTOMMYからの曲が少なくなっていますのでよく考えて買った方がいいと思いますよ。又オリジナル盤に入っていたMAGIC BUSの歌に入る直前の効果音が無くなっています。YOUNG MAN'S BLUESは編集してあります。SHAKIN' ALL OVERも編集されています。それでも満足できる演奏内容です。
Who's Next
最近「青春パンク」なる言葉をよく耳にするが(もう、ほんと耳にするだけでどんな人達が該当するのかってこともわからない。)、ブリティッシュ・ロックを代表するバンドThe Whoはまさに「青春」を表現対象の主軸に据えて活動してきたバンドだと思う。「年とる前に死んでしまいたい」と歌った「My Generation」に始まり、ロックオペラとして名高い「Tommy」、「四重人格」も少年の葛藤を描写したものだった。
本作はその「Tommy」と「四重人格」の間に発表されたアルバムで当初は「ライフハウス」なるタイトルでやはりロックオペラ的な作品として製作されようとしていたもの。然乍、諸事情から計画は頓挫し、新曲を収めたノー・コンセプトのアルバムとして発表されることになった。リーダーであるピート・タウンジェンドには未だに当初コンセプトに未練がある様だが、本作はまさにバンドの絶頂期を捉えた名作で完成度では、「Tommy」、「四重人格」を凌ぐ。音的にも、当時のロックシーンではまだ実用的には使われていなかったシンセサイザーを使ったループが「ババ・オライリー」、「無法の世界」において効果的に用いられている等、創造性もピークを迎えていた時期だと思う。
彼らの存在なくしては、Green Dayの傑作「American Idiot」もまずありえない。後進のバンドに与えた影響は他に比較するものが無いほど大きいと思う。
Live at Leeds
前のリマスターの時もビックリしたが、今度はひっくり返りました。なんと言ってもトミー完全収録ですから。初リリースのアナログ盤と曲数を比べて下さい。全く違うアルバムですよこれは。以前のリマスター盤を持っている人ももちろん購入すべきだと思いますよ。取って付けたみたいにボーナストラックつけてる他のアルバムに比べ理想的な形での進化ですね。