忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい
この本を読んで、30年前の一つの出会いを思い出した。
サークル棟が建てかえられる前、障害者問題研究会というボックスには深夜でも酒を飲んでいる先輩たちが議論をし、「浅間の火祭りだわっしょいよいよい」などとギターで歌っていた。ある日、先輩や同級生が「こんな夜におまえに乗れないなんて」と歌って盛り上がっていた。僕だけ、何の歌だか知らなかった。最初の出会いだった。そのときにはなんかヒワイな歌だなと思っただけだったが、その後しだいにライブハウスに、日比谷野外音楽堂に行くようになり、日本武道館に、青山葬儀場にも行った。大学一年の僕があのときなぜ「雨上がりの夜空に」を知らなかったのか、この本で納得した。RCサクセションはまだあんまり売れていなかったのだ。
1978年の9月17日、清志郎はスタッフの池畑由美を楽屋に呼んで、化粧を頼んだ。『自己救済のための歌』(神山談)が、人々に伝えていく歌に変わっていった。そして1980年2月28日の渋谷公会堂は2000人相立ちのコンサートとなった。サークルに「僕の好きな先生」のころの清志郎を知っている先輩がいて、ずいぶん変わったね、と言っていた。
サークルボックスで歌ったさだまさし「木根川橋」も恩師の歌である。でも小学と高校の違いはあるとはいえ、さだまさしのは思い出話、清志郎のは現在形の歌である。この本を読んでその理由がわかった。美術の小林先生は高校時代に見かけた面白い先生、ではなくて、清志郎が初めて出会い人生を変えたプロの芸術家であったのだった。
さだまさしや中島みゆきも恋を歌う。しかし、それらと清志郎の「君を信じている」とは違っている。神山は書く。『なぜなら清志郎が紡ぎ出す言葉は常に「ドキュメンタリー」なのだから、ラブソングを作る際
にその対象がなければ心情溢れる言葉は生まれてこない。』
忌野清志郎で不思議だったことがいろいろとわかった。この本を多くの人にお勧めしたい。
フジテレビ開局50周年記念DVD 愛しあってるかい! DVD-BOX
子供の頃に放映され、ビデオへ録画して何十回と見てきました。
DVDの発売は諦めてたけど、今回の発売を知って大興奮です。
待ちきれません。
フジテレビ開局50周年記念DVD 君の瞳をタイホする! DVD-BOX
“元祖”トレンディードラマ
やっと発売されます。
ビデオも出てないんですよね。
大好きでした。
とにかく出演者がみんなカッコいい。
今から楽しみです。
愛しあってるかい DELUXE EDITION RCサクセション (宝島COLLECTION)
正直、中身はそんなに濃い本ではないが、
28年ぶりの復刻ということで、巻末の資料以外に手を加えてない所が良い。
数々の写真や勢いのある誌面のデザインに、RCがブレイクした時代の空気を感じる。
当時の雑誌「宝島」や「ビックリハウス」は、RCサクセションやYMOなど、
カッコイイ大人たちが遊んでいて、田舎の中学生だった僕は、ひたすら憧れたものだ。
フジテレビ開局50周年記念DVD 抱きしめたい! DVD BOX
良かったぁ、懐かしかったぁ。
当時はまだ学生でしたが、素敵なお姉さんたちのライフスタイルに憧れを抱いたものです。
スペシャルで、09版やらないかな?今の麻子と夏子も、きっと素敵だと思う!
微妙に挿入曲が変更されていた(何でかな?)ので星4つ。