余呉の雨
躓いた時悩んだ時、この歌を聞いています。
心のおくの、乾いてしまった遠いところに
雨が降る・・・。この歌にはそんな力を感じます。
余呉駅から望む羽衣伝説の地、余呉湖。
山に囲まれた美しい鏡湖が、今でも目に浮かぶよう・・・。
これは島津悦子の名曲です!!
電池が切れるまで―子ども病院からのメッセージ (角川文庫)
いつはてるともしれない長い病院生活、無事に退院していく子供もいるが、亡くなってしまう子供もいる。そんな苛酷な運命の中で、他人へのいたわりの心を忘れずに懸命に生きる子供達の言葉は、「自分だけがひどい目にあっていると思い込んでいつも不満を言っているのではないだろうか。」「自分の不幸だけに目が向いて、他人へのいたわりの心を失っていないだろうか。」と私たち自身の生に鋭い問いを投げかけてくる。短い一生を終えた友だちの「思い」をも背負って、ある子供達は医療の現場にたずさわる道を進んでいく。私自身も、この本を書いた子供達から贈られた「言葉」に対して、いずこかに「返礼」をしていくことが迫られていることを感じる。こうして小さな言葉はその意味を増幅させ、小さな命の意味が世界へ広がっていくのではないだろうか。この本を世に出してくださった方々に感謝。本を読むのが嫌いな娘(小3)が「買って」と言ってきて、数時間で読んでしまった、人をひきつける本です。
有斐閣 法律用語辞典
試験後も長く使うものなので、価格はいいとして、これだけ多くの人が使うものであるから、もう少し解説が多くても良いのではないかという感はある。
また、行政書士、宅建、法学検定2級ぐらいの人にはやや長物かもしれない。
「図解による法律用語辞典」の方をお勧めする。
また解説が少なく、表現も簡潔に過ぎて深みを欠くきらいがあるので「図解」との併用をお勧めする。
子どもが語る施設の暮らし
施設での暮らしを経験した子どもが手記で語る。
子どもが書いた文章なので、決して上手であるとはいえないものもあるが、
経験を元に記されており、子どもの生の声がダイレクトに
伝わってくる感じは十分にある。
児童福祉施設について知りたい、と思っていたが
内容も平易であるので児童福祉施設の概要を知る入門としても
活用できるであろう。
門限が厳しい、おこづかいが少ないといった制限はあり、
言われてみればそうだなぁ、と感じる。
おこづかいがいくら、門限が何時と間具体的にあり、
実に現実的である。
しかし、国(都道府県)の福祉政策では精一杯なのであろう。
福祉政策にお金を必要することも分かるが、
親が子どもを手放すようなことが起こらないよう、対策を講じることも
また必要ではないだろうか、と感じた。
職員に不満を抱く子どもも多い。
もともと、職員が労働基準法に照らし合わせて働いているので
それ以上のものを求められれば職員のボランティア精神が頼みになる。
子どもは、そういった側面からもちろん物事を考えるはずがないが、
職員がもう少し余裕をもって働けるようになるとまた変わるのかもしれない、
と感じた。