GOLDEN☆BEST/国安修二
懐かしい青春の情景を優しく歌いあげるシンガー・ソングライター、国安修二氏。
今回発表された「GOLDEN☆BEST」はレーベル企画ながらもキャリア初となるベスト盤で、
SONY在籍時代に発表された楽曲群を対象に修二氏自身による選曲と監修がなされ、
ライナーでは各曲毎に興味深いエピソードなども語られています。
選曲は'83年の「れいこ」から'94年の「何も始まらないなら」迄のほぼ全てのシングル曲、
アルバムからは'85年('92年再発)の「針のない時計」と'93年の「あの日...」の収録曲、
'86年に宇佐元恭一氏・簑谷(現・みのや)雅彦氏と結成した“GAN-BA-RUN-DA CLUB”の楽曲、
そして新曲の「Reset」、'85年('91年再発)の「ねぇ」のオリジナル・カラオケという構成。
(代表曲「ねぇ」は'92年の“Remake Version”ではなく'85年のオリジナル版を選曲。)
楽曲は修二氏の持ち味の清々しく爽やかなポップスや哀愁を湛えた儚げなバラードが中心で、
直向きかつ温もりのあるヴォーカルで丁寧に歌われていて、優しく響いてきます。
最近ではプロデュース業を主体にしつつ、SLEEPERSの一員としても活動しているようですが、
いつかまた修二氏単独の作品も聴いてみたいと思える心地良い一枚です。
真夜中の探偵 (特別書き下ろし)
『闇の喇叭 (ミステリーYA!)』に続く、空閑純(そらしずじゅん)シリーズ第2作。本作から、純は探偵としては“ソラ”と名乗ることになる。だから、帯には、「少女探偵・ソラ、第一の事件」と書かれている。
大阪で一人暮らしを始めた純は、“探偵”の父に仕事を仲介していた人物と出会う。その時に、たまたまその人物の屋敷にきていた元“探偵”が、後に奇妙な方法で殺害される。事件に巻き込まれた純は、その謎を解くことによって、自らの“探偵”としての資質を確認しようとする…
まず、最初に触れておくべきことは、前作を読んでいないと、分かりにくい可能性がかなりある。また、ミステリーとしては、かなり弱いと言える。前作の結末にかかわる問題と現在の純の状況などが前半のほとんどを占め、殺人事件はようやく半ばあたりで起きる。それに、トリックや犯人がそれほど驚かされるものではない。
著者はこのシリーズを通じて、二つのことを描こうとしているのではないだろうか。
一つは、特殊な状況(パラレルワールドの日本では、探偵行為が禁じられている)を設定することによってより明確化できる、探偵の“可能性”というか“役割”。著者の敬愛するエラリー・クイーンが中・後期の作品群で直面した問題に対するアプローチと思える。
もう一つは、現在の日本に対する“思い”。著者はこれまで政治的・歴史的状況とはほぼ無関係な世界でミステリーを構築してきた。『女王国の城』などは、宗教組織を扱っているので現代とかかわるような部分もあるが、やはり作品内での存在でしかない。しかし、『闇の喇叭』や本作で描かれたパラレルワールドの“日本”は、作品世界からはみ出し、現代日本を反映している部分が見られる。このような変化がどうして起きたのが不思議でならなかったが、本作の読了後、『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』を読んで、合点がいった。その「あとがき」に現代日本への批判が書かれていたのだ。この「あとがき」で書かれた現代日本に対する著者の“不満”は、おそらく「空閑純シリーズ」を貫くものになるような気がしてならない。
“アリス”シリーズのコアなファンにとっては不満の残る作品かもしれないが、上記のような点から考えると、前作以上に本作は、著者が“現実世界”に踏み込んだ作品群をこれから創造していくことを明確に示していると考えられる。
そういう楽しみとともに、本作では明らかにされなかった、「ブラキストン・コンフィデンシャル」の持つ意味にも、興味がそそられてならない。
ヘラクレス【日本語吹替版】 [VHS]
良い点は音楽。オープニングの『Star is born』から『Zero to Hero』、中盤メグの愛情を歌った『I won't Say』、などディズニーアニメのうりであるミュージカル(本作はゴスペルアレンジ)シーンの音楽のできは非常に良かった。
悪い点は欲張りすぎたこと。CGで目を見張らせたいかのような川竜の登場、アラジンのようにミュージカルシーンを多用してテンポのよさと痛快さをうりたいのか、リトルマーメイドのようにラブストーリーをうりものとしたいのか、おそらく全てを取り込みたかったのでしょうが、どれも半端なものになってしまった点。音楽がよかっただけに残念。
運動会ロック盆踊り
看護学校で、高齢者対象のレクリエーションのテストがあったのですが、
そちらで使わせていただきました。
こちらの曲は色々の地方のものがロック調になっていて若い人でも十分に楽しめる内容でした。