Master of the Game
私はTOEIC770ほどの英語力ですが、ほとんど辞書を使わずに難なく読めました。
Jamie MacGregorとその子孫のBlackwell家の壮大な昼メロです。
前半のJamie MacGregorとBandaのパートは痛快でテンポの良い冒険ストーリーで思わず引きこまれました。
前半は最高ですが、後半になると昼メロ色が増し、理不尽な出来事も多く苦手な方も多いと思います。
Tomに何か救済があれば後味が良かった気がします。
それと、Eveにもっとひどい罰があっても良かったかもしれません(笑)
英語の学習も兼ねて読む方には、これ以上いい本はなかなか無いでしょう。おすすめします。
Master of the Game
まだまだ先は長い、長い、と思いながらも自然と読み進められる、
ハラハラが止まらない名作。
やっぱりシドニーシェルダンの作品は読みやすくおもしろい、
その中でも1、2を争う面白さではなかろうか。
ビジネス、アドベンチャー、恋、生き方、
様々な要素を巧みに絡め、読者を飽きさせない展開。
次の代、さらに次の代へと時間を追って主人公が変わってゆくが、
毎回すんなり入り込めるその書き味は見事。
会話主体でストーリーが進行して行くので、
情景描写の上手さで読ませる小説が好きな方にはしっくりこないのかもしれないが、
とにかく話の流れを追いかけやすいのが魅力。
新超訳 ゲームの達人〈下〉
1883年、大いなる野心を胸に秘めたジェミー・マクレガーは、ダイアモンドの宝庫である南アフリカのクリップドリフトに着く。苦労の末ダイアモンドを得たジェミーだが、残酷な裏切りによって死の淵まで追いやられる。不屈の精神で生き続けるジェミーは、やがて復讐を始めるのだった。…
この小説のジャンルを「スリルとサスペンス」という言葉だけでは片づけられません。それこそビジネス、恋、冒険、まるで人生のエッセンスがぎゅっと凝縮されたような、贅沢な小説です。そして何より人間の恐ろしさ、非情さ。時に人間はここまで残酷なのかと思わせられてしまいます。
ジェミーの仲間で黒人奴隷のバンダという人物が登場しますが、彼の運命は南アフリカの人種差別社会に生きる黒人たちの運命でもあります。
シドニィ・シェルダン『ゲームの達人』DVD-BOX
昔深夜にTV放送を見たのですが再放送もされずにヤキモキしていたのですが
ついにDVD化されましたね、しかも吹き替え入りです。
数世代に渡る壮大な物語で次の展開がまったく読めずに
早く先が見たい!と思ってしまう中毒性があります。
原作は超訳で有名ですが本を読むのが苦手な方は
まずこのDVDから入られてみてはいかがでしょう。