里見の謎
ゲームを遊んでいる時、システム面が原因でゲーム自体を普通に楽しめず、辛い思いをした経験はないでしょうか。ロード時間が長い、バグが多い、先に全然進めない、等など。このゲームは画期的な新システム「DCBS」「PMLS」「FECS」などを導入する事により、スピーディな戦闘展開、CD媒体の常識を覆す読み込みの早さ、そういったシステム面の充実という意味では未だ頂点に君臨している、非常に快適に遊べるゲームなのです。
そして重厚かつ先の読めないシナリオ、個性的な登場キャラクターもこのゲームの重要な要素です。ラストバトルでの意外な、今まで経験した事の無い展開には、思わず涙してしまいました。
あまり聞いた事のないタイトルかもしれません、確かに一般での知名度は低いかもしれません。しかし、このゲームをやらずにいる事は、私には非常に損な事であると、そう感じます。
旗本退屈男「謎の暗殺隊」 [VHS]
の可内さんと山村聡の尾張邦宗のセリフがテキヤの啖呵売のようにすばらしいテンポで発せられるせいか場面展開もスムースで、実は内容そのものは5代将軍を呪い殺すだとか舞台の屋根を落して圧死させるだとかすこぶる荒唐無稽ながらあまり気にならずに観ていられた。もしも彼らのセリフがなかったら、あの山形勲がカンチョーしながら唱える呪文はアドリブなんだろうかとか、伊吹流の忍者たちは逃げるときいちいちバク転するけど背中むけたまま一目散に逃げたほうが速いんじゃないかとかつまらんツッコミをいれたくなったろう。