LOOKING BACK2
今思うとオフコースには、よくも悪くも聴いていてひっかかる感じがあった。それがオフコースの魅力であったり、イマイチと感じる部分だったように思う。本作では、そういうひっかかりはヤスリで削り落としたようになくさらっと聴けてしまう。それが気に入らない、という人の気持ちはよくわかる。ただ、いつしかオフコース、小田和正は暗い、という人の声は随分小さくなったのも、そのようなひっかかりがなくなったからではないだろうか。
「言葉にできない」はオリジナルよりはるかにいい。「君住む街へ」は小田が一人で通して歌うというその一点でオリジナルより上である。「愛のうた」があまりいいと思えないのは、オリジナルに特別思い入れが強いからなのかもしれない。
かくの如く、いい悪いは個人的な思い入れで変わるものである。オリジナルだからいい、リメイクだからダメ、って言ってる人は、要はまともに音楽を聴いていないのだろう。
イマージュ 6 six<シス>
イマージュ・シリーズは1から購入しており、クラシークシリーズも大好きです。
ただし去年の5から志向が変わったように思えます。歌モノも歌詞はなかったですし・・癒しというよりPOPSよりになり、4迄にあったようなアフリカや中東アジアの民族音楽、フュージョン、単館系映画音楽、フレンチ、正統派クラシックをクロスオーヴァーにアレンジした曲等、様々な国の音楽やジャンルがあり新しい音楽の発見があったのですが、去年の5からは新しく生まれ変わりすぎて?残念だったのですがそれでも数曲は個性的な新鮮な楽曲はありました。
そして今回の6の収録予定曲はイマージュでおなじみのアーティストの方々の曲ではありますが、「明日の記憶」「ゲド戦記」「県庁の星」「アジアンタムブルー」「博士の愛した数式」「フラガール」「アルゼンチンババア」のテーマ曲やトリノオリンピック・フィギュアスケートでよく流れていたトゥーランドット、しかものだめまで!タイアップばかりで商業主義丸出しでちょっと残念です。
前回では収録がなかったゴンチチの未発表楽曲や、今年で引退のオーボエ奏者宮本文昭さんの娘さんのバイオリニストの方が、MISIAやケミストリー等を手掛けた松本俊明さんの書き下ろし曲は気にはなりますが・・
THE HITS-CORNERSTONES 3-
このアルバムは多くのヒット曲が入っていてとても聴きやすかったです。 佐藤竹善はオリジナルも味わい深いですが、カバーにもオリジナル以上情熱を注いでいて凄いと思っています。
今回はコブクロとの木蓮の涙がとても良かったんですが、要さんとの<君住む街へ>がかなり素敵な一曲でした。<木蓮の涙>は要さんのスタレビの名曲で<君住む街へ>はオフコースの名曲です。スタレビの名曲を後輩と歌い、先輩である根本さんとは大先輩であるオフコースの名曲を歌う。なんて感慨深いんでしょう。 実際小田さんのアルバムにコーラスで参加している二人だけに君住む街へは先輩へのトリビュート的な作品。
しかしそんな事より要さん竹善さんのコラボレーションはやっぱり素敵な声で是非LIVEで聴いてみたいと思いました。
君のいる町(1) (少年マガジンコミックス)
ごく普通の日常を過ごしていた少年の下に都会からやってきた少女が訪れ
旋風が巻き起こる…という定番の恋愛漫画。
とはいっても絵やストーリーは穏かで、ドタバタ喜劇ではない静かなストーリーが
楽しめます。