ヨハン・シュトラウス2世「こうもり」 [DVD]
惜しくも他界したカルロス・クライバーによる、得意の演目である。
クライバーらしい、溌剌とした爽快なテンポの演奏で、クライバー自身、楽しんで指揮している様子がうかがえる。
演出はオットー・シェンクによる定評のあるもの。出演者も粒揃いである。「こうもり」としては定番といっていいだろう。
関係ないことだが、ブレンデルの演じるファルケは、ヨハン・シュトラウスによく似てる。
ベスト・クラシック100
このCDに関しては「賛否両論」・・・。レビューを読めば読むほど迷いますね。
スバリ言えば、レビューは個々人の意見までに受け止めておき、自分が欲しければ買いましょう。
多少、曲の短さには物足りなさはあるものの、6枚のCDはテーマごとに分かれており(例えば:元気の出る曲、リラックス出来る曲etc)
聞き所となる部分が収録されています。
この中から全部聞いてみたい!という曲が見つかれば、それはまた発見でありクラッシックへの扉がもう一つ開いたと思えば良いのです!
得か損かを考えず、まず自分の気持ちを優先しましょう。
星4個にしたのは、解説が一枚の紙だけだったので、冊子の方が良かったから♪このお値段では仕方ないのかな・・・。
ベスト・クラシック100 2
友人が購入したので聴かせてもらいました。当方自身クラシックはグールドやブーレーズの春の祭典ぐらいしかまだ聴いていません(持ってません)が、初心者の方などがクラシックを聴いてみたいと思ったときに丁度いいものだと思います。ただ曲数多すぎて消化不良になりそう(笑)
ヨハン・シュトラウスワルツ・ポルカ集 全音ピアノライブラリー
ニューイヤーコンサートで聞く名曲ばかり。
春の声、美しく青きドナウ、ウィーンの森の物語、
ピチカートポルカ、アンネンポルカ、ポルカ雷鳴と稲妻。
春の声、美しく青きドナウは、
カラヤンのニューイヤーコンサートのCDをかけながら
弾くとさらに楽しめますよぉ。
春の声は、キャスリーン・バトルの声を聞きながら...☆
ヨハン・シュトラウス―ワルツ王と落日のウィーン (中公新書)
中学校の音楽の教科書に載っていたひげを生やしたシュトラウス。バイオリンを持った銅像。この範囲を大きく越えたたくさんのことを初めて楽しくわかりやすく知ることができました。
私は昔からワルツが好きでよくレコードを買ったり、ラジオで楽しんだりしていました。当然ヨハンシュトラウスの曲が好きですがどんな人かはよく知りませんでした。この本を読んで「真実の姿」がつかめました。こんなに”普通の人”だったんですね。名誉欲がこれほど旺盛でいらしたとは、あの甘美な音楽からは想像がつきませんでした。と、同時にこれほど国際政治との深い関わり合いの中での芸術、音楽であったとは驚きでした。
正直言ってヨハンシュトラウスのあまりの”人間臭さ”にはがっかりもしましたが、芸術家もやはり人であり人から芸術がうまれるから共感を呼ぶ音楽ができあがるのか、と妙に自分で納得しました。当時の国際社会との関係で芸術を捉える新しい見方を教えられました。
いろいろな意味で勉強になり今度氏の作品を聞く時はこの本のお話がメロディーと重なってちょっぴり不思議な世界に浸れそうです。それからもう一つ。よく「作曲ヨハンシュトラウスII世」とありますがその意味もよ~くわかりました。