KJ2 ズッコケ大脱走 (初回限定盤)(DVD付)
前作FTOからはガラリと趣向を変えたなというのが第一印象です。
音楽ディレクターが初期のSMAPを手がけた方ということもあり、
初期のSMAPを思わせる曲もいくつか見受けられます。
ソロディスクのある影響か、意外な組み合わせが楽しいユニットやすばるBANDの曲が入らず、
7人のみの楽曲だけになったことが、個人的には惜しかったなと思います。
その分、音楽的に統一されていて、まとまった一枚になっているかと。
おばちゃんROCKも、シングルバージョンだと浮くなと思っていたのですが、
ジャズ風にアレンジされ、おしゃれな曲に仕上がっています。
何より、このおばちゃんROCKと渋谷すばるのソロは、LAまで行って
ブライアン・セッツァー・オーケストラの演奏を録ってもらったという贅沢さ。
本人の希望といいますから、そのこだわりが一音楽ファンとしても嬉しい。
個人的にはFTOの方が関ジャニ∞らしくて好きなのですが、
今回は一般の方にも聞きやすいアルバムを目指したのかな?と思います。
食わず嫌いで敬遠されている方にも、一度聴いてみてほしいですねー。
DVDはあくまでおまけと考えたほうがいいかも。
楽しかったですが、それを目当てにしてしまうと物足りないかもしれません。
ただ、ブックレットに印刷されたキャラクターカードに隠されている暗号を解くのは
楽しかったですよ♪嬉しいメッセージもありました。
でも、おまけを差し引いてもCD2枚で十分満足できます!
安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)
多少無理はあると思うが、よくできた設定で、井伊直弼と側近、南津和野藩の姫君と藩士たちの人物描写もうまい(設定が無理というより、冒頭に付けられた「俯瞰図」がわざとらしいんだと思う。図面なしで、読者の想像力に委ねるべきだったのでは?)。
絶体絶命の状況から、1か月で脱出できるか、サスペンスもしっかり効いている。クライマックスの脱出方法も周到に伏線を張った見事なもので、娯楽作としては、ほぼ満点の出来だと思う。
時代小説なので、隠された裏の真相があるかもしれない(設定自体が何かのトリックだとか)、というような余計な心配をせずに気楽に読めるのもいい。
一作ごとに違う題材で読者を驚かせる才人、五十嵐貴久が時代小説にジャンルを広げた意欲作。しかも完成度が高くてさすがだと思う。時代小説専門の作家でも、なかなかここまで書けないだろう。
ただ一点、非常に残念なのが、エピローグで「享年」の使い方を間違えていること。現代が舞台なら目くじら立てることもないが、時代小説だからなあ。
しかも、カッコつけて決めようとしている箇所だけに…。
歌舞伎役者が見得を切ったら、コケてしまったようなもので、読後感は爽やかさに「苦笑い」が混じってしまった。作品自体が面白いだけに本当に残念。
THE LAST MILE (ザ・ラスト・マイル) 日本語版
最近、steve mcqueenが再評価されている。ブリットや華麗なる賭でfanになった人たちにはここに出てくるmcqueenには違和感を覚えるかもしれない。でも、これが本当の彼なのだと思う。彼の生い立ちからくる苦悩、病気の不安、そして愛する家族。screen以外のsteve mcqeenを知りたい人には必読の書。奥さんが撮った写真がとてもいいです。
コースケの大脱走―基礎英語 (CD book)
保育園の送り迎えの時に子供と二人で聞いています。最近ミステリー好きな私が選んだCDですが、結構面白い。聞き流すだけでセリフが頭に残っています。気が付くと、子供が英語を正確に話していることにびっくり!私も夢の中での言葉が英語だったりします。繰り返しても飽きないこのCD、オススメですヨ!
大脱走 (アルティメット・エディション) [DVD]
それまで安い値段で販売していた作品をジャケットを変えただけで、高い値段に置きかえてしまうことで不評だったスタジオ・クラシック・シリーズですが、今回のように特典付きの豪華版をスタジオ・クラシックで、1枚組みを通常の低価格でという住み分けは正解だと思います。(ジャケットのデザインは相変わらずダサいけど)
内容は実際にあった脱走の映画化で、最後は数人しか脱走できなかったし、ほとんどが殺されてしまい悲惨な結果に終わった脱走にもかかわらず、この映画は準備段階からゲームかスポーツのように明るい展開で、途中で独立記念日の馬鹿騒ぎなんかもはさみながら、脱走計画(旅券の偽造、トンネル掘り、土の処理など)の詳細を描いている。これぐらい脱走計画の詳細を見せてくれた映画もないし、ひとつひとつのエピソードが丁寧で飽きさせない。見終わった後も悲壮感はなく、むしろ爽やかな印象です。 マックィーンのタフで陽気で、それでいて集団脱走には加わらずわが道を行く姿に本当の男を見てあこがれた人も多いはず。他のメンバーもトンネル掘りのチャールズ・ブロンソン、道具屋のジェームズ・コバーン、調達屋のジェームズ・ガーナー、ビッグXことリチャード・アッテンボローなど個性的で、集団劇としてこれほど全員がうまく描かれている映画はめったにないと思う。最後にキャストが一人一人紹介されるのも、印象的。
特典ディスクも実際の脱走のドキュメンタリーや出演者のインタビューやメイキングなど盛りだくさんで、この内容なら少々高くても購入を考えてもよいと思います。