江戸川乱歩賞全集(13)原子炉の蟹 写楽殺人事件 (講談社文庫)
美浜原発で日本最悪の原発事故が起こりましたが、この本を読むと、「原発ジプシー」という言葉や電力会社の姿勢がよくわかります。
下請け、孫請けによる原子炉の管理、電力会社は建屋には最後に近づくなどが描かれています。
「原発を作ることで、石油エネルギーを節約する」と言われ続けました。しかし石油が無くなると原子炉の管理が出来なくなることもこの本を読むと理解できます。
推理小説が語る原子炉の真実。
ムラサキツユクサの可憐な姿が切なくなります。
宮城野 [DVD]
はままつ映画祭で鑑賞した。もうDVDが発売されている映画だが、大きなスクリーンで見る機会を得られたことはうれしいことだった。東洲斎写楽の絵の一部をセットの背景に使い、5人だけの登場人物で描き出す江戸情緒溢れる物語はまさに浮世絵の世界だった。謎の絵師として写楽は興味深く、年増女郎宮城野の切ない生き様に涙が止まらなかった。主演の毬谷友子の演技は、まさに主人公になり切っている。
写楽 閉じた国の幻
もしかしたらこの作品は、従来の島田ファンには受け入れられないきらいも
少なからずある。しかし長年に亘り収集した綿密な歴史考証に、著者本来の
エンターテイメントというスパイスを振りかけ、そして最後は圧倒的な筆致に
よって、最後まで息の抜けない快作に仕上がっている。
パズラーの良作が息を潜めている昨今、著者には従来のようなベタベタの本
格推理を上梓して欲しいという希望はあるが、この作品も島田荘司の記念碑的
名作になる事は間違いない。
うつし金蒔絵シール 浮世絵 写楽 市川蝦蔵(えびぞう) 550
うつし絵は昔から使っていますが、今回は浮世絵。PCのカバーにつけています。スマートフォンにもつけます。
非常に気に入っています。うつし方も簡単で、なかなか取れることも無く便利です。