ビターシュガー(虹色天気雨2) (小学館文庫)
三人の女性がそれぞれに、かっこわるい部分も抱えつつ一生懸命生きている日常に、優しく寄り添うような文章です。起伏のあるストーリーが好きな人には向かないかもしれませんが、私は好きです。困ったときに自分を支えてきてくれた女友達のありがたさを、読んだその日は何となく意識しました。
ビターシュガー
三人の女性がそれぞれに、かっこわるい部分も抱えつつ一生懸命生きている日常に、優しく寄り添うような文章です。起伏のあるストーリーが好きな人には向かないかもしれませんが、私は好きです。困ったときに自分を支えてきてくれた女友達のありがたさを、読んだその日は何となく意識しました。
虹色天気雨 (小学館文庫)
中学の同級生3人のずっと続いてきた、たぶん生涯続く友情。
羨ましいけど、でも、ひとりで潔くたくましく生きていく女性が増えていいのだろうかと思ってしまう。
生きるために仕事をして、恋もして、傷ついてもその直し方も心得ている年齢になった女性たち。
友達がいて仲間がいて、このまま孤独感にさいなまれもせず生きていくのだろう。
彼女たち何歳の設定なのだろう。
中学から何十年もつきあってきたとあるので、四十歳前後か?
おそらく普通に結婚して子どもを産んでという人生を念頭に置いて作者は書いていないはず。
だから家庭を持ち、子どもを持つことへのあせりもなにもない。
厚生大臣が女性は子どもを産む機械と喩えて問題になっているが、
女性が産まない生き方を選び、悩まないとしたらどうなんだろうか。
両立させて苦労している女性たちはいっぱいいる。
仲間に囲まれひとりで暮らしている女性の話を聞いてもいまひとつ共感できないかな。