Fireball: 25th Anniversary
いやぁこの年になるまで、この作品がこんなに傑作だとは認識できなかった。当時はインロックの次で期待が大きかったのだけれどミディアムテンポの曲ばかりで物足りなかった思い出がある。気に入ったのはタイトル曲と日本盤でのストレンジカインド〜だけだった。白状すると3回くらいしか通して聴いていなかったと思う。そのうちにポップでタイトなマシンヘッドが出て以降、天下の印籠ライブ・イン・ジャパンの出現で完全に忘れられていた。今回1970ライブ・イン・ストックホルムを聴いて感動してリマスター盤を買い出した。In Rock とIn JapanのRe-Masterは勿論持ってましたけど本作やマシンヘッド、バーンなんてのは代表曲をベスト盤で聴くくらいな程度だったのだが・・・。しかしこのファイアボールは凄いアルバムだったのだなぁ。最後のNo One Cameなんて痺れるね。ベースが迫力満点でグイグイ突き進む感じが堪りません。当時アマバンド組んでましたがどうしてコピーしなかったのかなぁ。イアンギランのボーカルは無理にしても、このグルーブ感は是非自分のものにしておきたかっった。やっぱり僕のストラトの音はこの頃のリッチー・ブラックモアだなぁ。1970年のStoratcaster欲しいねぇ。
ボーナストラックも他のリマスター盤よりも充実していて文字通り完全な名盤だ。
Made in Europe
あまり話題に上りませんが、You Fool No One は3期パープルの代表曲だと思います。このライブ盤でもメンバーの熱気が激しくぶつかり最高のエネルギーを発散しています。イアン・ペイスの力強いドラムに、ギター、ベースが激しく絡んで行きます。このライブを体験したかった。一方でエネルギーは発散してしまう危険な匂いがします。こののち誕生したレインボーが力強いがどっしりと安定したパワーを感じるのと対象的です。炸裂する寸前のエネルギーの高まりは最高です。
Who Do We Think We Are
1973年リリースの第2期DEEPPURPLEのラストスタジオアルバム・・・このアルバムはそのリマスターエディションで音質がアップしています。またボーナストラックを満載した豪華盤です。(日本盤は値段が安く、また装丁もきれいなのでそちらも要チェックです!!)大ヒット曲「東京から来た女」(笑)を収録・・・と言う事で、ボーナストラックが8曲~14曲まで並びます。正直BOOTLEGといった印象です(笑)!!8曲目は「ウーマンフロム・・・」の’99年REMIXで基本的な進行は同じですが、リッチーのやる気ない(?)ギターが一部加わっています。14曲目が結構目玉で解説でわかったのですが、イアンのドラム・ジョンのオルガン・リッチーのベース(!)で構成されているジャムセッション・・・これは貴重!!変な話で恐縮ですが、ナイアシンみたいな曲・・・ジョンのオルガンがたっぷり聴けます、巧い!!パープルファンはもってて損なしの企画盤です!!