おろち -楳図かずおの世界- (ShoPro Books)
映画おろちのファンにとってはうれしい商品だと思います。映画セクション、および、原作セクションとも映画にはまったファンとして必要な情報を簡潔に提供してくれるものになっています。ポスター撮影を担当した蜷川実花さんが撮った(たぶん)と思われる写真も何枚か使われていてすごいきれいだなと思いました。インタビュー記事での3女優の半ページフルの写真はみんないいのですが青のイメージの中越さんがすごく美しいなと思いました。残念なのはタイトルにも書いたのですが蜷川実花さんのインタビュー記事がないこと。あといちばん重要なのですが映画のエンディングロールでながれる主題歌である 愛をする人 を歌ったしばじゅん(柴田淳)のインタビュー記事が欲しかったです。監督のブログによると5つもデモを作ってもちこむという力のいれようだったらしいし 愛をする人 はこの映画の印象を変えるような重要な役割を持っているすばらしい主題歌だと思うからです。
孤高のメス [DVD]
メイキングで柄本明が「これは西部劇みたいだね」と言っていたが、まさに本作を言い当てていると思う。
寂れた街にひとりやって来た孤高のヒーローが、街の雰囲気を変えて、悪人を追い出す。
そう、これは北関東を舞台にしたウエスタンなのであった(笑)。
成島監督はもともと脚本家なのだが、今回はホンを加藤正人ひとりに任せている。
これが功を奏したかも知れない。どうも成島脚本はドラマチックに過ぎる嫌いがあるからね。
全体的に抑えたトーンが見事だった。
いずれにせよ、成島監督も「クライマーズ・ハイ」のホンや本作のような社会派作品を撮って、禊ぎ完了、ということか(笑)。
今関あきよし監督にもそろそろ撮ってもらいたいものだが・・・。
堤真一演じる当麻医師は、まさに孤高のヒーローだ。スチールだけを見たら、田宮二郎にウリふたつであり、
役にもピッタリはまっていた。
敵役は生瀬勝久だが、これがまたいやらしい野心を持ったイヤな奴で、見事な芝居だった。
意外なことに、ふたりの直接対決シーンがないのだが、最後は保安官役・・ではなく、当麻の先輩医師役・松重豊によって
生'瀬演じる悪徳医師も命運が尽きる。こうなると、このホンでクリントにでもリメイクしてほしいくらいの西部劇振りではないか!
夏川結衣は何時でも美しく、柄本明の大仰な芝居はどの作品でも観客を虜にし、出番は少ないが成宮寛貴の立ち位置も
素晴らしかった。
特典映像はメイキングと、堤真一暴走(笑)の舞台挨拶が収録されている。星は4つです。
恋愛マニュアル ~まだ結婚したい女 <完全版> DVD-SET1
"おつち"さんのレビューが参考になりました。
シニョンとミンジェの場面に重点をおいて書かせて頂きます。
声は俳優のイメージと演技力に大きな影響を与えるため、ドラマ、映画は字幕を第一に見てきましたが、今回は字幕版を見た後に、吹き替え版をご覧になることをお薦めします。
吹き替えが、それぞれの俳優に合っているか、いないかはご覧になる皆さんの判断に任せるとして、私が吹き替え版をお薦めする理由は
字幕版ではちょっと???な部分がありますが、吹き替えではうまくフォローされています。
*細かな部分のセリフが入っている。字幕版では小さなつぶやくようなセリフの音が消されていることがあるが、吹き替え版ではセリフが入っている(ミンジェのライブ後のカフェの場面や、キス部屋ルポの依頼の場面など)
*セリフの言い回しが日本人向け。
*実際の言葉のままに吹き替えていることが多いと思える。(キス部屋ルポの依頼時、ミンジェが初キス・・・という場面では、字幕版→→初キス? 吹き替え版→→うそでしょう?)
DVD Box 1では、シニョンとミンジェの出会いから講義でのやり取り、ブギのお店のオープニングパーティ&その後、特ダネがらみの2人、スケートシーン、キス部屋ルポ前後のやり取りからミンジェの告白・・・・と、う〜ん、何度見てもあきない・・・
実際にはあり得ない?けど、ドラマのシチュエーションとしては大好き!