細部までこだわった為替ディーラーの息遣いが聞こえてきそうな秀作。主人公北原一輝のモデルで実在の人物であるチャーリー中山氏のマーケットに対する見方には常々感服している。「ディーラーの生き様」の一端に触れるという意味では、この本で北原の兄貴分の海部のモデルとなっている堀内昭利氏が自らのディーリング半生を記した「市場の神々」が双璧と思われる。どちらの作品も、極限の緊張状態に晒されつつ東京外為市場で一時代を築いた個性豊かな外為ディーラー達の生き様が熱くリアリティを持って語られている。
東京外国為替市場にて、本日の円相場はほぼ横ばいでした。17時時点では昨日の同時点に比べ1銭の円高・ドル安の1ドル＝85円23～26銭近辺で推移しています。東京外国為替市場では、本日午前円相場は伸び悩みました。12時時点は昨日17時時点に比べ2銭の円高・ドル安の1ドル＝85円22～25銭近辺で推移しています。事業会社の決済が集中する5・10日を前に、10時前の中値決済にかけて輸入企業によるドル買い・円売りが優勢となった模様です。東京外国為替市場にて、円は対ユーロで11営業日続落。本日17時時点では同1円10銭の円安・ユーロ高の1ユーロ＝122円87～90銭近辺で推移しています。欧州中央銀行（ＥＣＢ）による追加利上げへの思惑が強く、ユーロが円やドルに対して買われやすい地合いが続いているようです。東京外国為替市場では、本日朝の円相場は６営業日ぶりに反発して始まりました。8時30分時点では昨日の17時時点に比べて32銭の円高・ドル安の1ドル＝84円92～95銭近辺で推移しています。昨夜東北地方を中心に大きな地震がありましたが、今朝方の市場は冷静な反応を見せているようです。
