
At the Mountain of Madness: Live in Europe
ジョンゾーンによるユダヤ音楽を演奏するというコンセプトを持つプロジェクト、マサダの電化した(メンバーも全然違う。)エレクトリックマサダの2005年のヨーロッパツアーを収録した2枚組ライヴ盤。ニューヨークと言わず世界的にみても今現在、非黒人系のバンドとしてはこれ以上のジャズグループはいないといってもいい。とにかく悽い。コブラ、ネイキッドシティ、ペインキラー、マサダ等ジョンゾーンのこれまでの活動のまさに集大成的な作品。もはや悲鳴にしか聞こえないジョンゾーンの耳をつんざくようなサックスがたまらなくかっこよく、マークリーボーのギターも最高に冴え渡っている。