のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション [DVD]
マンガ原作、ドラマを映画化・・・となると矢鱈とそこに文句を言う人達がいる。ステレオタイプな反応にちょっと笑ってしまう。「こんなの映画じゃねえ」的な(笑)。 日本にはマンガという「絵コンテ付きの脚本」が一杯ある訳です。しかも上質なやつが。こういう環境だから欧米にはない独特な映画文化が発展するのは必然でしょう。 要は面白ければ良いのです。この「のだめ」は面白いので良いのです(笑)。私はドラマと映画しか観てないですが両方、極めて質が高いと思います。映画で「のだめ」スタートの方は、どうぞドラマも観て下さい(笑)
のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スペシャル・エディション [DVD]
壮絶なるのだめ、苦悩の章。
黒幕ミルヒー。
彼によって、満たされかけた二人の愛情と、音楽への執着心が一気に枯渇されかけ
のだめは見事骨抜きにされる。
印象的なのは、心を抉り取られたのだめの「怖いんです。先輩のコト好きでいられなくなりそうで・・・」
という精神破綻スレスレのヤツれた言葉。
これは、ミルヒーの二人を
世界最高峰の音楽家となし、それでも二人の「調和」が保てるかという思索なのか
それとも単なるオヤジの欲求なのか。
しかし、それとは関係なく
のだめはダークな世界の中を疾走せざるを得ない。それはのだめ自身の欲求だから。
コレがこの映画の最大のハイライトなのだと思う。
上野樹里の絶望のガケっぷちに立った「虚無」の表情から一変して
踊りまくるようにピアノを叩きつけるミルヒーとのコンツェルトシーン、
この振り幅こそが、見所。この辺りの、のだめと千秋の尋常ならぬ精神を最大フルスロットルに
想像すれば、この映画の凄さは伝わる。
「キャラクターを人間にする」ことが役者の役割だとすれば
それを見事に演じきれた上野樹里。
そして
のだめをそのダークな世界から救いだしたいという葛藤、自分の望んでた以上の姿となってしまった
のだめを見たときの複雑な気持ちを見事に演じきった玉木宏。
両者に素直に賛辞を送りたいのだが
それ以降のシーンは、二人のすれ違ってしまった心
魂が抜けたのだめを本当の姿に戻したいという、千秋の思い
この辺りがトントン拍子に進みすぎて
取ってつけたようなラストにどうしても違和感を感じてしまいました。
それも続編を匂わすようなラスト?で・・・
ああ、こうなったらどうしても千秋指揮でのだめがピアノのオーケストラ・シーンを
観たいです!!お願いしますフジテレビさん笑
のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編
ランランのピアノはCDが届いて最初に聞いた時は「やりすぎだ!」と、思いましたが、映画を見るとこれが調度いい感じ。
飛んだり跳ねたりとやり過ぎだ!と、感じた部分こそ、のだめに相応しいと思ってしまう。
是非、最終楽章を見てから聴いてほしいです。
音のイメージが変わります。
僕はとても「のだめ」の最終楽章らしいアルバムだと思います。
江(ごう) 姫たちの戦国 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
2008年の篤姫が大好きで毎回心に響いていました。今回の江にも大きな期待を抱いています。キャストとしては鈴木保奈美さん、豊川悦司さんが昔から好きなので楽しみなのですが、この本には二人の対談が!ドラマや映画で共演歴のあるこの二人の対談グラビアを見た瞬間、買ったかいがあったと思いました。個人的には岸谷五朗さんも入れて三人の図が見たかったかな? ともあれ、主演の上野樹里ちゃんはもちろん、他の出演者の方々の役についての解説など読んでいるだけで勉強になります。私は戦国は苦手で、浅野三姉妹についてもよく分かっていませんでしたがこの本でだいたい頭の中で整理できました。 つまり江は、大奥で高島礼子さんが演じたあの恐ろしい御台所なのですね!納得。 ドラマをより深く正しく楽しむ為にもこの本での予習復習をオススメします。
SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック
音楽映画と呼ぶには他の音楽映画に失礼かもしれないが
昔観た「グレンミラー物語」と同じくらい、
いや、それ以上に楽しませてもらった映画のサントラである。
矢口監督の前作「ウォーターボーイズ」に比べ
サントラの持つ意味ははるかに大きく、
このCDを通して聞くことにより、
映画そのものをもう一回観ている気分にさせられる。
劇中登場するフォークデュオの挿入歌「失恋してもラヴィンユー」
がフルコーラスで収録されているのはほんとのボーナス。