The Devil Wears Prada
とにかく楽しい本でした。女性でファッション関係に詳しい人ならもっと楽しめたと思います。そういった知識がなくとも、テンポの良さもあって一気に読ませます。
話は、ライターになりたいアンドレア・サックスが、たまたまファッション雑誌界の大御所ミランダ・プリーストリーのアシスタントに雇われたところから始まります。
このボスがとにかく凄い人物で、わがままというか、自分本位で、何でも思う通りになると思っています。「滅私奉公」と言う言葉がぴったりするような過酷な生活が始まります。それでも、1年間我慢すれば、自らの望む道が開けると、じっと我慢の時が過ぎます。その間に、プライベートの人間関係がおかしくなってしまいます。
こうした話なので、本来的には暗くなりそうなのですが、余りのひどさにむしろ滑稽で、逆に、心楽しくなってしまうのが不思議です。このあたりは、作者の筆力なのでしょう。
全般的なそんな雰囲気とは別に、アンドレアがキャリアから人間関係に立ち返るのを見ると、日本のサラリーマンたちにしても、大同小異ではないかなと思えてきます。家庭より仕事、そんな自分たちの生活を考え直すきっかけになる本かも知れません。
The Devil Wears Prada
メリル・ストリープが、グレン・クローズ的な演技を魅せる
邦題「プラダを着た悪魔」のサントラ。
最近のオムニバス盤としては収録数が少ない全12曲のなかには
MadonnaのVogueを筆頭に、U2, Jamiroquai, Alanis Morissette, Moby,と
そうそうたるメンバーがラインナップ!!
ただし、権利の関係でしょうか、本編冒頭で印象的に流れる
MadonnaのJumpが本アルバムにはなぜか未収録で
Madonnaのもう一曲のほうは収録されているだけに、すごく残念。
気に入ったかたはMadonnaの'Confessions on a Dance Floor'を買うしかありません。
Movie Masterpiece アップルシード サーガ / エクスマキナ デュナン・ナッツ (1/6スケールモデル)
今日届きました。
他の方も書いているようにポージングの幅は狭いです。
が1/6なので迫力はありますね。
あと顔の造形もよいです。実にカッコよい。
大人しめのポーズで飾る分には星5つですけど、
カッコよいポーズをつけたいので-1とします。
アクションフィギュアとしてなら定評のあるクールガール版の方が上でしょう。
ただ私はクールガールの植毛ヘッドと独特の顔のデザインが好きではないです。
やっぱりフィギュアは顔が大事だと思うんですよね。どれだけイメージと合うか。
もしどっちにしようか迷っているのなら、顔をとるか、アクション性をとるかで
判断されるとよいでしょう(クールガール版のヘッドがOKなら悩む必要はありません)
私は欲張りなのでクールガールも買ってニコイチにして完全版にする予定です。
プラダを着た悪魔 [Blu-ray]
好きな作品なのでDVDで何回も見てますがblu-rayで豹変。
画質はDVDに無い発色や深みでめちゃ綺麗に。びっくりしますよ。鮮明度もアップ。
音は普通の感じですが低音は出ています。
この映画のファンの人は買って損は無いですね。
The Devil Wears Prada: A Novel
ファッション業界の実情を描いた暴露本、として読めばか
なり面白いです。有名誌の編集現場ってこんなふうになっ
ているんだ、と知らされました。
鬼上司にいびられるアンドレアに共感する人が多いのかも
しれませんが、私はむしろ鬼上司であるミランダに共感し
ました。
なぜならアンドレアは、有名ファッション誌の仕事を得た
にも関わらず、まず仕事にやる気がない!1年だけ腰かけ
で仕事をして、いずれは転職しようともくろんでいる。そ
もそもファッションに興味がない!そんな部下はイヤです。
しごかないと、職場で使いものになりません。
確かに、ミランダが部下に与える要求は、相当理不尽です。
でも、アンドレアのようなの新人は、残念ながら、どんな
職場にいってもしごかれる運命にあるのです。
ファッション誌の編集という仕事は、とてつもなく厳しい。
いい雑誌を作り続けないと、すぐ読者にそっぽを向かれま
す。だからこそ、ミランダはあれだけ部下に厳しい。私は、
ミランダは真のプロフェッショナルなのではないか、と思
います。
全編を通し、半分くらいが仕事と上司に対する愚痴のよう
な内容。この試練を通じて、自分を成長させよう、という
前向きさはまったくなし。だからこそ、肩肘をはらずに読
めるところがいいですね。