塊魂トリビュート PlayStation3 the Best
大好きな塊魂を大画面&5.1の環境でプレイできるということで
すごく期待して購入したのですが、ずっと「何かが足りない…」と
思っていて、結局その気持ちのまま終わってしまいました。
足りないと気付いたものは音楽です。PS2・Xbox版のファンにも
おなじみの曲がほぼ全て収録されているのですが、その全てが
アレンジバージョンで、しかも玄人受けしそうなアレンジばかり
なのです。いい曲が多いですし、それはそれでいいのですが、
せめて3分の1くらいはフツーにJ-POPとか聴いてる層がパッと
聴いて良さがわかるノリノリなアレンジにしてほしかったです。
曲自体はどれも大好きなのに、「サウンド鑑賞」のコーナーで
聴きたくなるのは大橋さんの「塊オンザウィングス」だけでした。
元バージョンも5.1で聴きたかったなぁ…。次回作に期待、です。
恐怖箱 哭塊 (竹書房恐怖文庫)
全13話ですが、あとがきにも著者の体験談が1話書かれています。
今まで三作に渡って病院怪談を書き続けてきた著者の雨宮氏ですが、今回は「土」がテーマのものが多いです。病院話もちょくちょく見受けられました。
また前作恐怖箱 怪痾(かいあ) (竹書房文庫)に収録された問題作〈集団肖像画〉の後日談が収録されています。気になった方は是非。
中編から長編が多く、怪談の質もなかなか高かったです。
が、ちょっと気になった点があります。文章中に「それ」という表現が多すぎる気がします。例えば「後から、酸素ボンベを納めているそれだと聞いて・・・(本文から抜粋)」などです。今までの作品ではそんなに気にならなかったんですが、「○○のそれ」のような「それ」の使い方が今作では多用されている気がします。あまり使われるのを聞かない表現であるため(個人差あると思いますが)、ちょっと違和感を感じました。
これは、話の面白さには大して影響していないので☆は5つにしました。
個人的にオススメは、
ヤブガミ
埋ける
四ツ目
落ちてくる
信号の上
麓の湯
蛇島さん
標
あの女医
です。
〈落ちてくる〉はフリーダムガンボーイを見ていたらもっと面白いであろう話。
オススメに挙げた〈ある話〉は、もしかしたらある有名な都市伝説と繋がりがあるのかもしれません。それは読んでのお楽しみ。
〈あの女医〉はよくこんな話を見つけてきたものだと感動しました。12個の断片によって徐々に全貌が明らかになる。
今年も期待できそうです。
みんな大好き 塊魂 PlayStation 2 the Best
なんとなく面白いのですが、なんとなく飽きる・・・
う〜ん。ぐるぐる回していろんな物を巻き込む。良いゲームと思います。
でもなんとなく物足りない・・・ちなみにシリーズはじめてプレイしました。
音楽は良かったです。ノリの良い歌が、頭の中でぐるぐる回り続けていました。
お風呂掃除しながら鼻歌歌っちゃう感じの曲で好きです。
神と仏の道を歩く―神仏霊場巡拝の道公式ガイドブック (集英社新書 ビジュアル版 10V)
確かに神仏霊場を描写する鉛筆画の精度、密度が素晴らしく、とにかくそれには圧倒される。だがそれに比べて、文字による基本情報が、スペースの関係からでしょうが、いまひとつ物足りない。だからこの本は鉛筆画集に見えてきてしまうのです。
(言い過ぎでしょうか?)
神仏霊場会編でありますので、もう少し信仰の面で内容の充実があったらなあ、というのが、多大な労力がかけられたでありましょう本書に対して申し訳ありません、率直な感想というか要望です。今となっては遅いか…。
(内容的な面は私の場合、『神社霊場 ルーツをめぐる』光文社新書を参照しています)
ウルトラセブン「空飛ぶ大鉄塊」 [DVD]
内容は、サトミ隊員は故郷翁島へルミ隊員を連れて帰郷します。そして、実家の倉庫で思い出の小説“空飛ぶ大鉄塊”上巻を見つけ、感慨に浸るのでしたが・・
この作品の主役はサトミ隊員です。ここでは小説の内容が現実に起こるという(そういえば、エースでは漫画、新マンでは紙芝居が現実になった話がありましたが・・)おおよそ、それまでのセブンらしくないストーリー展開になっています。
また、女性隊員2人を軸に話が進み、しかも森次さんが変身シーンはやっているものの、出番が非常に少ないので、全体的にソフトな雰囲気は否めず、コアなセブンファンには物足りないかもしれません。
そんな雰囲気の中にあって、サトミの叔父役で登場する、個性派俳優・赤星昇一郎さんの演技が際立ちます。逆にいえば、彼が出ていなければどうなっていたのか・・
登場宇宙人はガロ星人、キュルウ星人(影のみ)ロボット・ダイテッカイです。セブンまたまたロボット相手に苦戦します。ロボットは本当に苦手みたいです。また、このころからCGも多用されてきて、特撮と相まってなかなか楽しませてくれます。