兎 野性の闘牌 ⑬ (近代麻雀コミックス)
深いものに触れようとして、キャラクター達がそれまでの魅力や成り立ちを失って来ているように感じる。
変革は大事だし、成長も素晴らしいが、伏線すら十分でない「豹変」はあまりよい手段とは思わない。
やがては物語がキャラクターに喰い殺されるときがきて、最終回を迎えるのだろう。
きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD]
特にしっかりしたストーリーがあるわけでもないのに、目が離せない。
日常を切り取ったかのような会話回しにもハマる。特に、柏原収史と三浦誠己が良い。
個人的には松竹芸人Over Driveの石野敦士にもっとおいしいシーンをあげて欲しかったが。
「世界の中心で、愛をさけぶ」や「北の零年」でお金儲けに走った感のあった行定監督だが、次の作品への期待が高まった。それはきっと資金集めで、次こそだと。
兎 - 野生の闘牌 - THE ARCADE 山城麻雀編
このゲームに出会うまでは、ゲームセンターの麻雀はクズだと思っていました。リーチは一発でツモるし、エロいのが目的ならばそれでもするのでしょうが、そんなものに没頭するほど性欲が強いわけでもなし、そもそも2人麻雀なんてつまらない。
しかし、このゲームを見た途端、虜になってしまいました。
なんと言っても、「カッコイイ!」のです。
イカサマ麻雀には変わりありません。相手の待ち牌が分かるキャラも居れば、リーチを数巡以内にツモ上がるキャラも居る。しかし、それを「キャラ固有の能力」とすることで、イカサマに制限を設けています。どのキャラを使うかはプレイヤー次第。相手も能力を使ってくるので、上手く使わないと勝ち抜けません。
能力以外の点では敵味方は平等で(ボスは能力が異常に強いですが)、大負けすると勝負手が入る、というのも敵にも味方にも起こります。
ある程度勝ち越していい気になって浮かれていると、「ツモ!国士無双!」なんて喰らって簡単に逆転されてしまったりします。逆に、大負けしていても最終局に大四喜・字一色上がって逆転、なんてことも起こりえます。
普通の麻雀を楽しみたい人には向いていないでしょうが、ゲームとして楽しみたい人にはなかなか良い出来なのではないかと思います。
リーチや鳴きの際に軽くカットインが入る。
キャラの能力発動時や、上がりのときにもカットイン。
倍満以上の上がりだと、派手なエフェクトのカットインが全キャラに用意されています。
これらが上手く静止画を使って構成されており、下手に動きがあるよりも非常に劇的な演出効果を果たしています。
また、効果音の使い方も上手い。
能力発動の重低音や、倍満以上の上がり時の衝撃音など、カットインを更にドラマティックにしています。
以前アーケードの移植ではないもの(サミー版)が発売されていたのですが、やはりアーケード版の方が演出効果では優れています。
ただ、アーケードそのままの移植ということで、「やりこみ甲斐」という意味ではサミー版のほうが優れていると思われます。
伊藤園 充実野菜 完熟ももミックス 930g×12本
「充実野菜」は、朝起きたら必ず飲む習慣になっていて、いつも購入していましたが
あまり種類が豊富ではないので、段々と飽きてきてしまい、色々な野菜ジュースと
飲み比べたりしていました。
最近、偶然この「充実野菜・完熟ももミックス」を見つけたので、早速買って飲みました。
桃の果汁たっぷり!という甘さで、とにかく美味しかったです♪
甘すぎないとは思いますが、あまり甘くない方がいい方は、苦手かもしれません。
ただ、昔からの「充実野菜」と飲み比べてみる価値はあると思います。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
とにかく読んでいて楽しい小説です。メイン舞台となる“荻島”は、ややシュール、ややメルヘンチック、けれども現実的、という独特の世界です。その独特の島に住む人々の考え方や価値観に、チクチクと触発されます。
この小説は、普通のミステリとは違って、謎解きや、結末での華麗な整合性を楽しむタイプの作品ではないと思います(そういう一面もありますが)。緻密で本格的なミステリを期待すると肩透かしを喰らうかも知れません。
「こんなミステリは認めない」と異議をあれこれ唱えても、「理由になっていない」と声がして撃ち殺されるだけですので、ここはひとつ、非日常的小旅行を楽しむ感覚で味わってみて下さい。