Derek Jarman's Garden
~~デレク・ジャーマンのフィルムを見る前にこの本を読んだのですが、静的なこの本に比べると、フィルムの「Garden」では、植物を荒々しく掘り返すシーンがあったりしてちょっとショック(笑)でしたが、対比が面白かったです。
日本語版も良いですが、デレクの独特の喋り方が感じられる(気がする?)原語版がオススメ。ちょっと詩的なイギリス英語とスタイ~~リッシュな写真の組み合わせは外せないかな、と。ガーデナーにも、映画ファンにもおすすめ出来る一冊。~~
キラー・インサイド・ミー [Blu-ray]
ジム・トンプソンと言うと、50年代から60年代に掛け、パルプ・マガジンに犯罪小説を連打させ、その死後アメリカ本国では評価が高まった無頼派作家であるが、暗黒・ミステリー映画ファンの間では、「ゲッタウェイ」や「グリフタ―ズ」の原作者であり、スタンリー・キューブリックの「現金に体を張れ」や「突撃」のダイアローグ・ライターを手掛けた人物であり、そして、ディック・リチャ―ズの「さらば愛しき女よ」にシャーロット・ランプリングの夫役で出演していた事で知られている。
その映画化の際には、今や真っ先に原作者の名が紹介されるほど、その作風は濃厚で容赦ないのだが、今作も、いかにも背徳的で倫理観も道徳心も全く存在しない暴力と愛欲が横溢する作品世界となっている。
沈潜した殺人本能、サディスティックで攻撃的衝動、倒錯した剥き出しの欲情、そして、冷酷なニヒリズム。
イギリス人監督マイケル・ウインターボトムは、スタイリッシュさを排して、そのねっとりとした漆黒の心の闇と狂気を重厚に描いている。
ケイシ―・アフレックは出ずっぱりの熱演だが、曖昧さと確信さがない交ぜとなった表情と、完全にイッテいる“眼力”が、トンプソン世界の主人公として際立っている。
ジェシカ・アルバもケイト・ハドソンもよく出たよなぁ。トンプソンの映画化作って、殆ど“男たち”しか印象に残らないのだけど(例外は「グリフタ―ズ」の超ホットなアネット・べニング!)、哀切さを漂わせながら、頑張っている。
アルバは、年を重ねる程に露出度が多いアブナイ役柄が増えてきているような気がするが、、、イイ女だけど、ハドソンの凄みにはちょっと足らないかな。
主人公は、何故に殺人をいとも平易に続けるのか?我が身に容疑が迫っていても、己の犯罪を隠蔽する事に腐心している様にもあまり見えない。自らの内にある破壊衝動なのか、歪んだコンプレックスに依るものなのか、やはり、サイコ・キラーのなせる性なのか、ここら辺は観る者の判断に委ねられる。
パルプマガジンのスクラップブックの如き、俳優たちがクレジットされるソウル・バスタッチのオープニング・タイトルや、オペラからジャズまであらゆるジャンルの音楽を効果的に配した音楽センスも洒落ていた(サントラ盤が欲しい)。
その音響と光と闇のノワール様式と撮影文体を堪能する為にも、ここは当然BDをチョイスすべき。
ラストの決着のつけ方、後味が悪いと思いきや、その後流れる“Shame on you”で大爆笑、これってひょっとしてブラック・コメディなのか、と一瞬思った。
個人的には、いくら犯罪映画とは言え、女性をあそこまで殴打する描写が必要か、とも思えるが、アルバの女優魂も加味して★5つを捧げたい。
ミルトン・エリクソンの催眠療法入門―解決志向アプローチ
催眠療法のワークショップセミナーをまとめてあるのでわかりやすいです。実際にエリクソンがトランスにどういうふうに誘導していったかが「そのまま」書いてあるので、読めば理解できるようになっています。値段は少々張りますが、エリクソン催眠に興味のある人なら買いだとおもいます。
とりあえず催眠に興味がある、という人は先に石井裕之の「コミュニケーションのための催眠誘導」を読んでからこちらを読むことをオススメします。
ASUSTek AMD Zacate APU搭載 MicroATXマザーボード E35M1-M PRO
うちでは、工場出荷時の設定から変更していませんが、
ファンレスの録画PC用M/Bとして、非常に安定して動いて
くれています。
私もパッケージにファンが入っていたのでちょっと驚きましたが、
マニュアルには、「オーバークロックするときはファンを
確実に接続してね(意訳)」とあります。ASUSの公式にも、
>大型のヒートシンクを搭載することで、ファンレスでの
>動作を可能にしました。マザーボード上にファンを1つも
>搭載していないため、比較的簡単に静音PCの自作を行えます。
とありますので、「ふつうに使うならファンレス可、オーバー
クロックとかエアフローが不安なケースなら付属のファンを
使ってね」というスタンスなのでしょう。日本に来ていない
E35M1-Mは、付属ファンなしでの販売のようです。
というわけでオーバークロッカー以外にとっては、この
MBは十分「ファンレスM/B」です。
ちなみに、Windows7 エクスペリエンスインデックスは、
プロセッサ 3.7
メモリ 5.0
グラフィック 4.1
ゲーム用グラフィック 5.7
プライマリハードディスク 5.9
でした。
本製品に関わるところは、プロセッサとグラフィック、
ゲーム用グラフィックですが、オンボードCPU&GPUの省電力
マザーとしては十分じゃないでしょうか。
GIGABYTE AMD Fusion AMD Dual Core E-350 Processor Hudson-M1 MiniITX Single-DDR3(Max 8GB) AMD HD6310 PCI-E 8ch-DolbyHomeTheater USB2.0/3.0 SATA3 GbE Dual BIOS GA-E350N-USB3
オフィスの卓上PC用にと購入しました。ANTECのケースと組み合わせてコンパクトに仕上げています。
仕事用と割り切っていたので、データ類はネットワーク上か後でHDDを足すという考えで、64GBのSSDをシステムディスクとしてセットアップしました。オフィススイートを使ったり、ネットで調べ物をしたりする分には全くストレスを感じません。家でも、ゲームとか動画変換とかしないなら、この程度の性能で十分だと思います…。
あと、Atomに対しての優位性の一つとしてメモリが8GBまで増設できるので、最初からフルにしておくのが吉。
また、個人的にはまだお世話になっていないんですが、USBの供給電力が従来のモノより増やせるようですので、USB充電を多用する方は職場の充電ステーションとしても良いかもしれません(笑)