WARP
キッパリと、さっぱりと・・・声高らかに宣言した「解散(さいご)」---高い高い山を登りつめた、もう辿り着いてしまった、そんなような脱力感は一切持ち合わせなかった。それどころか、高笑いはますます軽快に、爽快にJUDY AND MARYの最後のライヴツアーを回る会場各所で響き渡っていた。船は行く、これまでと同じでとびっきりの笑顔たち乗せて。ラストスパートの足取りも重くならない、ゴールテープを切ってもなお余裕のウィニング・ラン。そんなJAMだから最高にかっこいいんだ!!『WARP』に詰め込まれたタイムフローは懐かしいメロディーも斬新なサウンドも、「過去」も「未来」も、「今」一緒に飛び込んでくる!思い出にどきどきする、未来への期待にワクワクする、それをイマ、この瞬間に感じさせてくれる。だから何処か知らない場所へと飛び出すワープではなく、いつもここで、未来さえもココに体現させてくれるような、そんな大冒険のアルバムなのだ。JUDY AND MARY解散アルバム。最高にロック!!