ドラマCD ひぐらしのなく頃に 綿流し編
魅音と詩音、この二人を演じるのが雪野五月さんです。この方の演技力や存在感は若手の中でも群を抜いています。この作品でも個性の違う双子を極めて自然に演じ分けています。普通の会話でもそれなのだから、あの拷問シーンではどうなるかと思い聴いてみました。
そうしたら……もう絶句しました。片方は激怒、片方は号泣、両極端の二人でしたが、こちらが戦慄を覚えるほど熱演していました。しかも魅音と詩音のイメージは崩れていませんでした。アニメでもその一部分は垣間見えますが、ドラマCDとの比ではありません。こういう内容を見せられると、ドラマCDの目明し編にも期待が持てます。
また購入した人はネットでおまけドラマが取得できます。これは原作にはあるけどドラマCD本編には入りきらなかったいくつかのエピソードです。しかもそのボリュームは30分を超えるので、聞かないと損です。注目はカレー勝負の話です。部活シーンはアニメや漫画、ドラマCDでさえカットされることが多いのでこれには満足です。ここでは惨劇シーンとは違った、ひぐらしのドタバタ的雰囲気が味わえます。
ドラマCD ひぐらしのなく頃に ~祟殺し編~
『ひぐらしのなく頃に』の第3篇『祟殺し編』をドラマCDとして再現。第2編までと同様に、テレビアニメ版と全く同じ、非常にレベルの高い声優陣(と言うより、テレビアニメ版がドラマCD版と同じと言うのが正解ですけどね)を起用し、CD4枚組、総収録時間5時間オーバーとボリューム感も満点。聴き応えのあるドラマCDに仕上がっています。
これで"出題編"と呼ばれる第3編まで全てがドラマCD化されましたが、このシリーズは原作ノベルゲームのドラマCD版であり、アニメ版よりは原作のエッセンスをちゃんと残していますので、アニメ版から入って原作版を知らないファンには、原作の雰囲気を知る為のツールとして聴く価値があると思います。
この『祟殺し編』、4枚のCDが綺麗に「起承転結」に該当しており、過去の2編よりも構成的にまとまっていると感じられました。CD一枚毎にちゃんとストーリーの区切りとメリハリがつけられており、それほどダラダラした印象が無く聴き易かったです。
声優陣の演技も相変わらず素晴らしい。今編のメインで最も低年齢のヒロイン・北条沙都子役をベテランのかないみか嬢が演じていますが、沙都子の豹変には一人二役に近かったレナや魅音のそれとは違い、より現実的な痛々しさを表現する必要がある訳で、高い技術と豊富な経験を持つベテランが登用されているのは納得。かないみか嬢が見事にその機用に応える演技を披露しているのも素晴らしいです。もう一方の主役・保志総一朗氏も益々磨きがかかってきています。
今編はホンワカしたテイストが少なく緊張感の高い展開が続いており、その分聴いていてダレる部分が少なかったですね。ただ、BGMの種類が少なく同じ曲が何度も流れるのが少々興醒めでした。
このドラマCDシリーズ、これ以降のリリースは発表されていませんが、音声劇としてのレベルは高く評価出来ると思いますので、是非この後も期待したいですね。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編(1) (ガンガンコミックス)
ゲーム自体はまだ未プレイなのですが、
鬼隠し編の作画担当をなされた方の別の作品が好きでしたので
この鬼隠し編を購入しました。
最初は学校の仲間達と和気あいあいと過ごす平和な日常に
温かい気持ちで読んでいましたが、
物語が進むにつれ、じわじわと捉えどころがない怖さが忍び寄ってきて、
終盤は本当に恐ろしかったです。
特に普段は可愛く描かれているキャラが、
読み手と主人公に恐怖を与える者に変貌したところは
背筋がぞっとしました。
目に宿る闇の恐怖を感じるという事は、この事なのかもしれないと思ってしまいました。
初めて読まれる方は、ある程度覚悟して読まれたほうが良いかと思います。
[同人PCソフト]ひぐらしのなく頃に -鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し編-
田舎の山間にある雛見沢村を舞台に、そこで起きる連続怪死事件の謎を描いた『ひぐらしのなく頃に』。
出題編となる第一話から第四話まで収録されています。
「惨劇に挑め」をキャッチフレーズにしており、物語の登場人物だけでなくプレイヤー自身もこの物語の謎に挑めるような作りになっています。
何を推理するのかすら提示しておらず、どうやって挑むのかもプレイヤーの自由。
豊富な推理要素による懐の深さはひぐらしの大きな特徴と言えます。
難易度も充分過ぎる程に高く、例えば第一話の鬼隠し編の正答率は僅か1%と言われております。
ヒントは作中で無数に散りばめられているのでキャラの言動だけでなく世界観や設定にも気を配って読むと突破口が開けるかもしれません。
和風ホラーやミステリーの要素を含んでおりますがそれだけが全てではありません。
詳しい事は解答編で明らかになりますが、ただのホラーやただのミステリーで片付けられない展開が待っています。
キャラクターグラフィックは良く言えば個性的、悪く言えば下手と言う評価が多いです。
しかし恐怖シーンではその空気とはミスマッチなシュールさが逆に怖さを引き立てており、キャラが豹変する時のインパクトは絶大です。
このシリーズの最大の特徴はプレイしている間は勿論楽しいですが、プレイ後に推理したり、誰かと内容について語り合ったりして楽しむのを意図して制作されている所です。
出題編が終わったらすぐに解答編を始めるのではなく自分自身で推理して是非謎に挑んでみて下さい。
サウンドノベルという枠で終わるか『ひぐらしのなく頃に』という新たなエンターテイメント作品になるかはプレイヤー次第です。
ドラマCD ひぐらしのなく頃に(鬼隠し編)
同人ゲ-ム「ひぐらしのなく頃に:鬼隠し編」のドラマCD!(^^)
聞く前は、声が付くとどんな感じか期待と不安を抱えていました。
でも何も心配する事はなかった!
キャラのイメ-ジは、まったく壊れる事はなかったです。
5人で部活をしている時や、じゃれあっている時の楽しさも良く
後半部分の声優さんの演技も迫真がありました。
欲を言えばゲ-ムの「鬼隠し編」に比べて、怖さが足りない気がしました。
CD3枚のボリュ-ムは、とても満足出来ると思います。
飽きもせず何度も聞き惚れている私です(^^)