大震災サバイバル・マニュアル―阪神大震災が教える99のチェックポイント (朝日文庫)
本書の内容は災害時の対応や災害に備えるための対処方法に関して力を入れているようです。
本書は親会社が新聞社だけに実際に災害を受けた人々に取材し証言などを集め、その対応方法を調査するなど具体的な例を上げしめされています。
例えば地震の第一報はアテにならない事を最初に言及し慎重に対応することや、さらに箪笥の下敷きになった人を救出するには何が効果的かと実際の現場での対応方法が書かれています。
また、災害が起こってしまった際と起こる前にやるべきこと、例えば災害時に必ず起こるデマへの対応や、地震保険や災害保険など災害に備えるための物品や物品面以外に必要な具体的な対応
災害時での人的な対処方法などの言及があります。
さらに備品の備えはともかく、災害に関する保険などにも言及している本は少ないですから、この辺は本書が参考になります。
私もこうしたことを研究して、実際にそれをやろうとしたが、そのためにはけっこうな費用が必要である事がわかり、十分な準備はできませんでしたが
少なくとも災害用の備品をいくつか準備するくらいはよろしいのではないでしょうか。
コワ~い保険の話 (宝島SUGOI文庫)
何気なく加入している保険。
いざというときの頼み綱だけど、保険会社と保険勧誘員の罠が
張り巡らされている…という恐ろしいお話
もちろんそれだけではなく、自分の確認不注意もありますが。
生命保険だけではなく火災保険や車両保険まで注意点や
騙しに使われる点など親切丁寧に書かれた良作です。
ただ、顧客のために考えなさい プルデンシャル―営業力の秘密
既に過飽和状態にあった日本の生保市場に後発参入、ここまでシェアを伸ばしてきた理由を著者(プルデンシャル顧問)は厳選採用されたライフ・プランナーたちに帰結する。実際、日本の生保商品に比して外資生保の商品ラインナップが「著しく」有利、ということは保険商品の仕組みからありえないし、ライフ・プランナーへの高額報酬を考えてもなさそう。実際わたしたちが外資にのりかえようカナとふと考えてしまうのは彼らライフ・プランナーの「痒いところ」「見えないところ」に手が届く説明があったからこそ、です。本書は、その中でも「スーパー級」ライフ・プランナーの契約者とのエピソード集からプルデンシャルのライフ・プランナーの素晴らしさが得々と語られますが、プルデンシャルの日本市場参入時に比して消費者の保険商品への理解・関心も高まり、DIY的な商品や日本の生保の巻き返しに直面し、プルデンシャルがライフ・プランナーの営業力に依存したシェア向上を今後も続けていけるかどうかは興味深いところです。正直、わたし個人的には本書に紹介されるエピソードのような「(がん告知など)人生最悪の事態」への備えを他人任せにしてその分のフィーを支払うようなことはしたくないので自分にもっとも適した保険メニューを自分で調べてDIYする方の道をとります。一般公募をしないプルデンシャルのライフ・プランナー採用基準まで書いてあるので今後この道を目指す方にはいい本と思います。