
食う寝る坐る永平寺修行記 (新潮文庫)
1996年に出た単行本の文庫化。
永平寺には2回、行ったことがある。そのときは、永平寺もたいしたことないな、観光地化されすぎている、と感じたのだが、我々には見えないところに真実が隠されていたようだ。これほど辛い修行の場だったとは。
これまで禅寺の修行とか、出家といったものに漠然とした憧れを持っていたのだが、改めなくてはいけなくなった。実際に出家を考えている人には、ぜひとも読んで欲しい。あと、「ZEN」に過剰な憧れを抱いているヨーロッパやアメリカの人たちにも。

JIN―仁― 8 (ジャンプコミックスデラックス)
嫌いな人は8〜9巻はゴキブリ注意ですね。
八巻で期待したアンドーナツは案外おいしそうじゃなかった……
美食?マンガの宿命でしょうか
それとは別に当時は電気がないので、いろいろな形の行灯(あんどん)や長い燭台に和蝋燭、ぼんぼり、などなど間接照明です。もちろん明るい部屋で読んでいますが、磨き抜かれた床に間接照明はきれいだったんだろうなぁ

白い航跡(上) (講談社文庫)
東京慈恵会医科大学を創立した高木兼寛と,軍医であった森鴎外が登場する.二人は,いわゆる脚気の原因が何かについて議論するが...みんな森鴎外が医者であることを知っているが,具体的には医者としての姿を知らない人が多い.森鴎外の別の一面を知ることができるかも.