歌物語
ついに出たのですね。薬師丸ひろ子のベスト・アルバム。
これだけの足跡を残しておきながら、
現在入手できる作品が少なすぎるのが惜しい歌手の一人。
コアなファンからすれば、
「あの曲」「この曲」も収録してほしかった、
という声が上がるのも当然。
10枚近いオリジナルアルバムで、
確固たる世界を築いてきたのですから。
ディスク1はシングル集。
ディスク2はアルバムからの選曲。
収録された30曲はすべて、
挙げればきりがない超一流の楽曲提供者たち。
なかでも、個人的には
大貫妙子詞/坂本龍一曲の「DESTINY」
吉田美奈子詞/上田知華曲の「うたかた」が、
超お勧めの名曲ですから!
下世話な話ですが、過去に噂のあった男たちからの提供曲は
取り上げられなかったのですね。
こうして、決定版ベストが出たのだから、
次は、是非是非、
今の歌声をレコーディングして発表してほしい。
これだけの年月がたっているのだから、
セルフ・カヴァー作品も聴いてみたいし、
もちろん、今の彼女に向けて書かれたオリジナルも聴いてみたい。
案外、実現するのではないかと、期待して、今後に注目。。。
名探偵コナン 蒼き宝石の輪舞曲
ドキドキハラハラ感が苦手なので、本格的アドベンチャー推理ゲームと
説明にあったので買ってみましたが、確かにハラハラはしないものの
間違った選択をすると、コナンが正しいほうへ導いてくれるので、拍子抜け
というか。雰囲気は逆転シリーズっぽいですが、もっと自由に捜査とかしたかった。
ま、どうしてもゲーム業界ってやつは子供を意識して作る傾向があるので仕方ない
にしても、コナン初期のファンもすでにいい大人。
逆転シリーズのように大人を意識して作っても良いんじゃない?
探偵オペラ ミルキィホームズ【4】(初回限定特典(ねんどろいどぷち コーデリア)付き) [Blu-ray]
本商品収録の「ミルキィホームズ第6話」は今作のポイントとなる回である、今まで有名無実と化してきたかに見える、「トイズをとりもどし名探偵になる、」というシャロの(およびミルキィホームズの)「夢」をはっきりと宣言した彼女の成長譚でもあり、
シャロに瓜二つなゲストキャラ、「クラリス王女」の成長もからめ、それらを過激なギャグで包みながらも芯の通った展開は、「笑わせて笑わせて最後にほろりとさせる」吉本新喜劇を思わせる。
それにつけても特筆すべきはシャロの汚れなさ、この回では「ネコミミメイド」の扮装を強要され「語尾ににゃあ」付け、あげくのはて「SMの女王様」まがいの行為までさせられるのに、キャラがまるで「汚れない」のだ、「子供っぽくて純真なヒロイン」はアニメの世界には掃いて捨てるほどいるが、彼女のように受身なのにたくましい無垢な心、すなわち確固たる信念をもった「純」なキャラは他にあまり見当たらない、
シャロがミルキィメンバーの中でも皆に一目置かれる存在であり、皆に愛されているのは、その屈託の無い明るさが太陽のごとく皆の心を照らすからであろう、
また彼女を演じる「三森すずこ」氏もいわゆる「アニメ声」の声優ではなく、「子供番組のおねえさん」的な声質で聴く者の心を癒してくれる。
ミルキィホームズは放送開始時のファンの予想を遥かに上回る傑作になるだろう、そして後の世に本シリーズは「ファースト」「第一作」「旧シリーズ」などと呼ばれる事になるのだ。
永遠の0 (講談社文庫)
とにかくページを捲る手を止められなくなる一冊でした。特に印象的だったのが飛行に関する場面。実在の撃墜王や架空の人物宮部の操る零戦の華麗な飛行は、悲惨かつ壮絶な日々のなかにあるからこそ、おそろしくも爽快でした。また、私は普段、戦争モノを敬遠しがち、なのですが、まったく「勉強させられている感」なく、純粋にストーリーに引き込まれる、ミステリ風の展開も良かったと思います。
ただし、気になったのは、このテーマで、ここまで大勢の実在の人物を扱うのならば、表現にはもう少し気遣いが必要では? という点。例えば戦時中、大本営や上層部に問題があったのは事実かもしれませんが、ある人間のある時点での一つの決定(言動)だけで善悪を決めつけるような、勧善懲悪的な表現は如何なものかと、私は基本、反戦の主義ですが、それでもそう感じました。このように善悪を断定的に描いてしまうのは、作者が物語中でかなりオーバーな場面を使い責任を問うたマスコミの行った罪と、根本が同じでは? どうしてもその場面、書く必要があるのならば、せめて架空の人物と置き換えるべきだったのでは? それこそがフィクションの利便性、心配りではないか、と私は思うので。
さらに、完全にフィクションとして楽しむのには、ドラマ性に既視感が。また、ミステリ(的エンターテイメント作品)として楽しむには、肝心かつ最大の謎が回収しきれていない。そうした消化不良の部分が少し残ったので、☆を減らしました。
あと、これはごく個人的な感想ですが、この物語、そのものは、老若男女、誰でも楽しめる、理想的なタイプのものだ、と思います。しかし女性読者の一人として、戦時中を生きた女性たちの描写はともかく、現代を生きる30代女性、主人公の姉については、現代の男性作家が、作中の感動をうながすためにつくった架空の登場人物として、好感が持てないのが本音です。
特打ヒーローズ 名探偵コナン Windows7対応版
小学生の子供に使わせようと思って購入しました。
ゲーム感覚で楽しんで覚えられるようです。
キーは殆ど覚えてしまいましたが、ちょっとしたゲームも楽しめるので
気に入って何度もしています。