聖剣伝説3
聖剣シリーズで一番キャラクタの個性がしっかりした作品です。
戦闘システムなどは2に比べるとシビアなので頭を使わずに敵を殴ることが好きな人にはお勧めできません。(決して戦闘自体がつまらないわけではないです。
ストーリー自体も多少強引なところがありますが、少年漫画のような心地よさがあるので、多少の粗が気にならない方なら十分に楽しめます。
キャラクタに感情移入して素直にお話を楽しめる方にはお勧めです。
逆に前作のように敵を倒す爽快感を求める方にはお勧めできません。
あくまで“聖剣伝説”の世界観設定(マナの樹、その他)を使用した別の作品ですので。
個人的にはどのキャラクタも愛らしいので星五つ
エクスカリバー~聖剣伝説~ [DVD]
魔法使いマーリンといえば、老いたる賢者というイメージが多い中、このドラマでは若く、悩み、試み、失敗もする、ひとりの男として描かれるのが新鮮。
邦題の「エクスカリバー」は、あまり登場しませんし、ドラマは妖精の女王と人間世界の対立が軸なので、アーサー王物語を期待する方には向いていないかもしれません。
でも、すでにアーサー王伝説を知っている方なら、エピソードやキャラクターのアレンジが楽しめると思います。ラストは賛否両論かもしれませんが、私は後味が良くて、好き。
映像が美しく、エクスカリバーのデザインも素敵、剣が湖に還る場面も綺麗です。サム・ニールも良かったですが、冒頭の老マーリンを演じた俳優さんの存在感も素晴らしい。
聖剣伝説2 オリジナル・サウンド・ヴァージョン
ゲーム音楽というものが、後世一つのジャンルとして嗜好のみならず評論の対象になったとすれば、間違いなく取り上げられるであろう名作の一つがこの聖剣伝説2です。
初めてこのCDを聞いたときは本当に驚きました。それまでクラシック、オーケストラ的な音色に支配されていたゲーム音楽界に、まったく独創的なメロディと音色で彩られたこれらの楽曲は、まさにエポックメイキングでした。
正直私は、驚きはしたけれどもすぐにはこの音楽を受け入れることができなかった。音楽に荘重さとかクラシカルな美しさを求めていたその頃の私には、ポップで明瞭なこれらの音楽が異質すぎたのです。
その後ゲーム本体をプレイするに及んで、完全にこれらの音楽の虜になってしまいました。私は、ゲーム音楽は確かにBGMなんだけれども、そこから独立しうるほどの美しさが常にあるべきだ、と思っているのですが、その美しさに気づくにはやはり一度BGMとしてのゲーム音楽に触れることが大事なのだと、その時気づいたのです。
どの曲もすばらしいのですが、特に「子午線の祀り」「少年は荒野をめざす」「森が教えてくれたこと」は忘れられない名曲。
発売当時の衝撃を除いても、今なお新鮮な美しさがあります。是非一聴を強くお勧めします。
聖剣伝説LEGEND OF MANAアルティマニア
他の攻略本シリーズだと攻略だけだったりするのですがアルティマニアシリーズはゲームの設定やら攻略やら隠し要素がいっぱいつまっています。全てを知りたいならこの一冊で完璧です。
エクスカリバー/聖剣伝説<ノーカット完全版> [DVD]
マーリンの視点からアーサー王伝説を描く。でも、マーリンを主人公とした意味がわからない。傍観者的な視点になって感情移入しにくくなった。事件はいろいろ起こるけど、ダイジェストを見てるようで平板な印象を受ける。
ドルイド教や魔法について掘り下げてほしかった。モーガン・ル・フェイの視点で描きなおした「アヴァロン」(マリオン・ジマー・ブラッドリー原作)はとてもよかったけど。
デジタル処理で描かれる魔法はずいぶん軽薄に見える。
ちなみにアーサー王ものの最高傑作はジョン・ブアマン監督の『エクスカリバー』だと思う。