つばさ 完全版 DVD-BOX III
中盤まではどちらかというと、実は暗い話をサンバやドタバタで中和して(しすぎた?)ぶっ飛んだドラマに見せていた「つばさ」ですが、このBOX3に入っているエピソードは相当に深い暗さへ落ち込んでいるものが多いです。でも、そこからどう幸せになるかという救済の物語でもあるので、つらくはありません。
父の過去があんな設定の朝ドラなんてありませんでしたし、登場人物それぞれが心に闇を持っているなんて…朝からそんなドラマ見たくない! と言う人は時計代わりになるいつもの朝ドラを見てください、と言わんばかりの制作者の態度が痛快です。
THE GREATEST HITS OF HIROMI GO
中古屋で、格安で、購入したので、買いましたが、DISK1は、歌が、下手くそすぎて、聞こうという意欲が、無くなってしまう、オンタイムで、知っている人や追っかけをやっていた人ならば、嬉しいベストかもしれないが、私は、声が、ダメみたいです。でも、唯一、ジャニーズ独立しても、成功しているスターですから、そういうことは、言っては、いけませんね。
言えないよは、不動の名曲です。
つばさ 完全版 DVD-BOX II
視聴率が低かったなんて、そんな情報だけでこのドラマを見ないことにしたら、人生損するかもしれませんよ。視聴率が悪かったのは、「つばさ」が朝ドラらしくなかったから。
登場人物の誰もが心に傷を持ち、それでも何とか幸せになりたいと悪党苦戦する姿が凄かった。ヒロインがあんなに心の闇を持っている朝ドラって……と、そこで引くかのめり込んでしまうかは、あなた次第。でも、暗い話じゃなくて、表側はバカバカしい描き方でカモフラージュしてる……んだけど、ぽろぽろと痛くて哀しい部分が見えてくる。
向田邦子に柳美里を足して、でも表向きは松竹新喜劇の人情喜劇に見せかけつつ、鈴木清順の極彩色で目くらましをしたような、信じられない朝ドラでした。
BOX2では、10週の斉藤由貴とROLLY、11週の井上和香と石橋連司、14週の多部未華子・高畑淳子・吉行和子の劇中劇競演、15週の川島(麒麟)と脇知弘の漫才、16週の宅間孝行と山本未来がお勧めです。
特典映像のファンミーテイングがなにげに良かった。
あきらめない―脳梗塞からの挑戦
引きつけられるように一気に読んだ。感動で涙がこぼれた。だが、一度読み終わって、ハッと我に返った瞬間、何か複雑な想いが心をよぎった。何かが違う。何なのだろう? この気持ちは・・・ 私はそのあと、この本を開くことができずにいる。
秀樹の歌への情熱、どん底から這い上がってきた努力と執念、そしてそれを支えたご家族たちの愛情・・・ どれもすごいと思った。些細なことで悩んでいる頭をブン殴られたような気持ちになる。そういう意味では、ぜひ多くの人に読んでほしいとも思う。
もし、私が秀樹ファンではなく、もっと単純に読めた本だったら、普通に☆5つをつけられたかもしれない。だが、ファンとしては複雑だった。この本を書いた秀樹の気持ちを否定するつもりはないけれど、どうしてここまでさらけ出さなければならないの!? と思った。ここまで知りたくなかったし、(いくら正直なところであっても)聞きたくない言葉もあった。
これは、同じ病気で悩んでる人のため? でも、こんなことは、秀樹がやらなきゃならないことじゃない。秀樹はこの病気の経験者である前に、歌手でありスターなのだ。もっと大切なことがある! 秀樹には、ただカッコいいロック界のスーパースターでいてほしい、永遠のヤングマンでいてほしいと思う心に、一抹の影がさしたようでもあった。それより、本当は、秀樹にはこんな闘病記など出版して欲しくなかった、というのが、正直な気持ちだったのかもしれない。
ファン(というより私個人かもしれないが)にとって、あれは一番触れたくない“忌まわしい過去”であるような気がする。お願いだから、ここから脱してほしい! 世間からもファンからも、そして秀樹自身からも、あの病気の話などが出なくなる頃までは、私はもう一度読むことはない(できない)と思う。
こんなコメントしか書けずに、ごめんね、秀樹・・・