神様ドォルズ 7 (サンデーGXコミックス)
アクション主体ではありますが、本巻で最大の見せ場は匡平の(ちょっと
中高生levelだったカンジの/笑)想いの行方だと思います。自分としても
日々乃サンはお気に入りキャラなので束の間のほんわか気分。このまま
幸せになって欲しいものです。やまむらさん、幸福な二人にもワリと
シビアにキツい試練を与えるヒトですからね( ̄▽ ̄;)。
詩緒と桐生が瓜二つなのは物語の構成上のポイントなので仕方ないと
思うけど、本巻のように二人がアクションシーンに同居すると(服装と
案山子で判るとはいえ)ちょっと混乱するところがデメリットだなぁ、と
改めて思いました。まして登場時は桐生の表情が抑え気味だったけれど
最近では詩緒とほぼ変わらない感じで表情が豊かなので、なおのこと
区別が・・・(^^;)。
個人的には、アニメ化は今のところ不安の方が先立つカンジです。
原作モノは「原作とアニメは別モノ」という最強の逃げ札(笑)が
あるとはいえ、やはり原作からのファンは気になってしまいますからね・・・
神様ドォルズ 8 (サンデーGXコミックス)
何て言うか、「さあ、約束の地に寄り集って、近親相姦的バトルロイヤルやったるでーっ!」ていうような、閉塞感のある盛り上がりが嫌いじゃないです。
じいさんの妄執もええスパイスとなってます。
この話の全体について書くと、1巻は最初の惨劇がやりすぎて、そのあとの日常にうまく軟着陸出来てない感じが違和感あるので星二つ。
3巻は、まさかの「ウルフガイ」なので星五つ。その他の巻は星三つ。
言いたい放題言ってすいません。
神様ドォルズ 1 (サンデーGXコミックス)
タイトルとキャッチーな表紙絵を見る限り、なんとなくほのぼのとした作品イメージを受けるかもしれない。が、今回も人死の出るいつもの(?)やまむら作品だった。(いや、どうも「カムナガラ」の集団発狂による大量殺戮のイメージが強くて…)
主人公の匡平(キョウヘイ)は特殊なしきたりに縛られた村を抜け出し、東京で学生生活を送っていた。そんなある日、匡平の元へ詩緒(ウタオ)という少女が現れる。彼女はかつて匡平を兄のように慕い、また本来匡平が務めるはずだった”隻”という役を継いだ者でもあった。彼女が上京した理由、それは匡平らと同郷の阿幾(アキ)という男が、牢を破り匡平を追って東京へ向かったのを追う為だった。そこへ悠然と姿を現わした阿幾は、案山子と呼ばれる人形を操り匡平らに襲い掛かる。同じく案山子を操り迎え撃つ詩緒。はたして、彼らの運命やいかに…!
冒頭部分を雑にまとめるとこんな感じ。そこに、匡平が憧れる巨乳の同級生や、彼女の友人で超常現象を調べるのが好きな科学部の女子、匡平らが巻き込まれた不審な事件に興味を持つ刑事などが絡んでいく。
ややベタとも言えるキャラ配置ではあるが、これはやまむらはじめがこの作品に賭けている証拠ではないかと思う。これらのキャラ達に合わせ、案山子が派手に動くシーンも随所に盛り込み、とにかく取っ付き安く分かり安く物語を展開しようと腐心しているのが窺える。(嫌な言い方をすると、当てにいっているとも言える)
個人的に好きな作品ではあるのだが、正直、今のところ傑作とまでは言い難いのが辛い。だが、ここらでやまむらはじめにはブレイクして欲しいので、頑張ってアニメ化まで持っていって欲しい。詩緒のCVは折笠富美子でひとつ、どうすか?
(追記)祝アニメ化!!詩緒のCVは福圓美里に決定。