Once Upon a Time in the West
デビュー作が数ヶ月かけて80万枚セールス、チャート1位も獲得したHard-Fiの2ndです。
本作はUK初登場1位だそうです。まあ、売れたからいいと言うわけではないのですが、このバンドは個人的に好きです。ハイプではないと思ってます。
前作と比べて攻撃性、ハードなビートはやや抑え目、これで踊れるかといったら踊れません。(少なくとも自分は)
ブラスも入っちゃったりして、ちょっと大人びた印象ですが、バランスが取れており大仰なブラスを入れすぎて酷評されるようなアルバムではありません。(有名なのがOAS●Sの3rd??)
まあ、一言でいうとメロディーラインがしっかりした、泥臭い男のROCKと言ったとこでしょうか?
前作のファンの人もご心配なく。ソウル、スカ、ダブの要素はしっかり残ってますよ!
踊れる人は踊っちゃって下さい。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト
1stアルバム時点から「21世紀のレベル・ミュージック」だとか「DISKA」という派手な説明が多い事に個人的には難色を示してきた。
前作のレビューでも書いたが、そこまで派手な言葉で語られる程の事ではないと思っていた...。
そんな1stアルバムはセールス的にはなかなかの成果を収めたようで、こういう点に難色を示していた僕の感覚はズレていたと言わざるを得ないのかもしれない。
いずれにしても、前作の中でも何曲かは好きな曲があった為、そういった点の進化に期待して2ndアルバムを購入した。
今作に関してはアルバム全体を通してそれなりに聴き応えのある曲群がバランスよく配置されており、アルバムとして聴きやすいかなぁという印象を受けた。
ただ前作を飛び越える何かを感じ取る事はできなかったし、前作のシングルカット曲より派手な曲が少ないかなぁという印象を受けた。
やっぱり、僕にとってはどうしても「悪くはないんだけど何かが足りない」と感じてしまうバンドなんだよなぁ...。
チャリティアルバム「Help: A Day In the Life」にも提供された「Help Me Please」はダントツで好き。
その他には「Suburban Knights」、「Watch Me Fall Apart」、「Television」、「The King」が好き。
Stars of Cctv
なぜか演歌っぽい。硬派で男臭くて哀愁もたっぷり。
全然新しさを感じないのに、この郷愁を誘うようなメロディが
こころの真ん中にググッと迫ってきて思わず泣きたくなる。
なのにとってもダンサブルというなんとも不思議な味わい。
むずかしい事は考えずにただただ身をゆだねたい。