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BURRN ! ( バーン ) 2010年 03月号 [雑誌]
来日直前! AC/DC特集です!
最新インタビューetc はありませんが、
「Live回想」(1981年・初来日公演、1982年・来日公演、1991年・ドニントン、2001年・来日公演)から、
「AC/DCヒストリー & 作品」まで、過去〜現在のAC/DCを、一気に読めます!
そのボリューム。。。なんと、22ページ!です。
他は、
GAMMA RAY (Kai Hansen, 新作「トゥ・ザ・メタル」について)
CREED (Scott Stapp, 新作「Full Circle」について)
WIG WAM (Teeny, Glam, 新作「ノン・ストップ・ロックンロール」について)
ROYAL HUNT (Andre Andersen, 新作「X」について) etc
Live Reportは、 M.S.G., DIR EN GREY, FIREFEST 6 etc
特集は、「スラッシュ・メタル BIG 4」「ブラック・メタル」
クロス・レビューは、先述のGAMMA RAY 「トゥ・ザ・メタル」です。
ド迫力バンド・AC/DCが、これだけあると。。。私には、他の記事がかすんで見えました。(笑)
「BURRN!」というより、「METALLION」的な感じもします。(他バンドのファンの方・ごめんなさいね〜)
そんな中、「お! おお!?」と反応したのは、「Lips (ANVIL)のポスター」!!!
いつの間にか、ANVIL来日決定ですね♪
AC/DC! Live参戦できる人は、絶対に行ってください!
行って後悔することは「無い!」
。。。けど、行かないと「。。。」です。(2001年の私です。数年ぐぜりましたね・笑)
単独公演ですが、「ロックフェス級の濃度を持ったLive」になると思います。
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12ゲージ
ここまで一貫して素晴らしい作品を創作するバンドが他にあるだろうか。
またしてもこのバンドはやってくれた。
ブルータルな音像は変わらず、若干オールドスクールな面も覗かせる楽曲群は心身ともに奮い立たせる
何かがある。これら音の洪水がなんと心地よいことか!
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12 Gauge
フィンランドのメロデスバンドの6th。
素晴らしいですね。
デスラッシュのような荒々しいリフと疾走感、そこに叙情的メロディーが融合した
北欧メロデスのお手本とも言うべきサウンド。
非常に完成度が高いです。
モダンなメタルコアに媚びていないところが実に潔い。
流麗なギターソロも随所で弾きまくっていてカッコイイ。
グロウルも譜割りのセンスが良くブルータルで、メタルコア勢との力量の差を見せ付けます。
楽曲もよく練られていて聞き飽きない。
前作と違いきれい過ぎない少々ざらついた感じの音質が
荒々しさを助長させていて実に効果的。
耽美なメロディーとアグレッシブで突進力あるサウンドのバランスが見事で、
この辺の絶妙なさじ加減は北欧のバンドならでは。
相反する要素が刺激的なケミストリーを起こしている。
オーセンティックで完成度の高い秀作。北欧メロデスかくあるべし。
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For the Revolution
現在のメロディック・デスメタルシーン におけるまだ見ぬ重鎮と呼んで良いだろうKalmahの5th Album。
極限の暴虐さと対極にある美しさを高い次元で融合させる事の出来る唯一のBandではないだろうか?
Arch Enemy、In Flames、Children Of BodomがAlbum毎にそのスタイルを変え、もはや聴くに耐えない程の過去の焼き直しを繰り返す中でKalmahとMors Principium Estは決してそのスタイルを変える事無く高いレベルを保ちながらの正常な進化を遂げていると言えよう。
前作からVocalはスタイルを変え、まるでKrisiunを彷彿させる程のブルータリティを突き付けている。
相変わらずGuitarで紡ぐメロディは北欧フォークロア的で美しい...。
曲によってはメロディック・ブラック的なトレモロリフとブラストビートの華麗な融合を組込んでいる。
LiveとTourの少なさがこのBandの唯一の弱点であるが、メタル・フェスへの積極的な参加によりその弱点が解消される事を祈るばかりだ。
Children Of Bodom、In Flamesの新作に失望した方、是非この作品を手に取って欲しい。
我々が夢中になり追い掛けたあの北欧の哀愁とドラマが此処に確かに存在する。
そして貴方はまだこれがKalmahにとっての序章に過ぎない事を知るだろう。
白夜の空に輝く美しくも暴虐的な星…それがこのKalmahなのだ...。