グラインドボーン音楽祭 モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》全4幕 [DVD]
グラインドボーン音楽祭での1955年以来の十数年ぶりの素晴らしい《フィガロ》公演の記録。歌手はみな素晴らしい。特にスザンナ役のコトルバシュの美しさは絶品。ちなみにイッセルシュテット指揮のエディット・マティスのスザンナも美しいが。
それ以前のエーベルトに代わって演出したのはロイヤル・シェイクスピア劇団を設立したピーター・ホール。緻密な演出と的確な衣装・装置で見事である。台詞の一言もおろそかにしない演出ぶり。
伯爵夫人の《過ぎし日》のアリアは第3幕の伯爵の怒りのアリア、バルバリーナとケルビーノのレチタティーヴォの後に(六重唱の前に)置かれている。
第4幕のマルチェリーナとバジリオのアリアもしっかり歌われている。マルチェリーナ(ヌッチ・コンドー)は若く演出されていて、第4幕では女性たちの仲間として重要な役割をする。フィガロの《世の男たちよ》というアリアの後、スザンナと伯爵夫人のほかに、マルチェリーナも一緒に登場してこの騙しの芝居に加わることが明らかである。(原作の設定がそうなっているが、三人のうちマルチェリーナは省略されてしまうことがある)。
また、ホールの演出では、このとき伯爵夫人はスザンナの衣装を付けているが、スザンナもまだ小間使いの衣装のままである。この衣装設定は重要である。なぜならば、スザンナは小間使いの衣装のままで、《薔薇のアリア》を歌うので、背後で見ているフィガロにはこのアリアは不義の相手である伯爵に向けて歌っているように聞こえてしまうのだ。その証拠にこのアリアが終わると、フィガロは「不実な女だ」と呟く。次にケルビーノが登場し、夫人が出て、伯爵が出た後で、ようやく伯爵夫人の衣装を付けたスザンナが登場するという段取りであった。この衣装設定と解釈は劇の進行上かなりの説得力があった。最後の場面で伯爵夫人が登場する場面で夫人は既にスザンナの衣装ではなく、自分の衣装を着て登場する。この衣装の着替えも台本には無いので、他の演出では見られないものであった。
なお、このビデオ(DVD)のカメラワーク(テレビ演出デイヴ・ヘザー)は絶妙であった。
1ばんふくらむスクラム [DVD]
AKB48の前田敦子がコントをしていた番組
ということだけを理由に購入したんですが、
前田敦子が出ていたコントはもちろん
他にもいろいろ収録されていたコントは
どれもおもしろかったです。
深夜番組でしたから、みなさんやりたい放題ですね(笑)
でもその自由な感じが見所です。
観ている間は笑いっぱなしだったので
買ってよかったと思いました。
初めてのアジャイル開発 ~スクラム、XP、UP、Evoで学ぶ反復型開発の進め方~
アジャイル開発のことを知りたく、はじめに手にしたのがこの本です。
どのような形であれ開発マネジメントに参画し、
苦慮した事のある方にとっては、理解できる内容だと思います。
この本だけでは、実践レベルのスキルを習得することはできませんが、
自分のビジネス環境にあったセオリーを模索する基盤を得られました。
著者の考えにより租借された本ではなく、
論文や研究報告を元に情報がまとまっているこの本から入ってよかったと感じています。
THE WORLD iS YOURS !
純粋に良いアルバムです。
バンドじゃないのに過去のバンドと比べるのはちょっと違うと思います。
自分は普段ハードコア等聞くので全曲大好きとは言えませんが、歌メロなどは良いです。
ただのパンク好きにはあまりオススメできません。
とにかくWAITING FOR YOUを聞いてください。
分かる人には分かります。
アジャイルソフトウェア開発スクラム (アジャイルソフトウェア開発シリーズ)
スクラムという方法論の、手順、プラクティス、有効性の説明、既存の方法論の問題とスクラムでの解決策、スクラムの導入方法、そしてスクラムを利用したプロジェクトの管理手法の紹介です。
プロジェクト管理手法のボリュームが、他の方法論の本より、詳しく、具体的に書いてある印象です。
最初にこの本を読んだ時は、よく理解できませんでした。が、アジャイルの入門書を読み、スクラムの概要を掴んでから読むと、理解できた部分が多かったです。
スクラムに関する知識だけでなく、ウォーターフォール等、今までの方法論・プロジェクト管理手法の問題点等もしっかり分析してあり、知識が深まりました。スクラムの導入の如何によらず、方法論やプロジェクト管理に興味があれば、読んで損はない、印象です。
個人的には、読みやすい本ではなかったですが、しっかり読むと「なるほどー!」と思う点が多々ありました。