ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズ・カット 完全版 [Blu-ray]
女性視点からですが、
石井隆さんの作品は、画面の絵が強烈に目から脳に伝わって残り、つよく惹きつけられるものがあります。
はじめて観たのは『人が人を愛することのどうしようもなさ』で、喜多嶋 舞さんの演技が素晴らしかったのもあって
印象に残っております。おんなの人の渇望、哀しみが伝わってきて、内容は強烈な作品なのに、本当に切なくなりました。
それ以来、石井さんの新旧の作品を鑑賞し、すっかりファンになりました。
『死んでもいい』はもちろんのこと、石井さんが脚本をつとめられた『天使のはらわた 赤い教室』も何度観ても好きな作品です。蟹江敬三さんのあの哀愁漂う持ち味が、村木とぴったり合っていますし、水原ゆう紀さんのあの独特の気だるさ、美しさ、はかなげな雰囲気が何とも印象に深いですね。。。そして『GONIN』のあの渋さ、音楽、カット割りの上手さ!もう言うことありません。最高です!
石井さんの独自の世界というものに女性ファンも多いことと思います。
今回の『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』は動画で予告編を目にした時から期待していました。
劇場公開とともに足を運び、最初に目に飛び込んできたのは
まずあのピンクのウィッグが引き立つ、抜群のセンスのポールダンスシーン!!
佐藤寛子さんのことは、正直グラビアを目にしたことがなかったので、初めて名を聞いた女優さん。それにしてもきれいな裸体ですね。惚れ惚れします。あのブルー調の『紅 次郎』の悪夢のシーンでの、佐藤寛子さんのあばらとおっぱいのボリュームとの対比、ウェストのくびれ、黒髪で真面目そうな清楚な顔立ち。☆どれをとっても芸術品☆のようなヌードを惜しげもなく披露していて、女性から観ても、「あっぱれ!よくやった!!」と思いました。さすが、石井監督が選んだ今作のミューズだけのことはありますね。感心しました。言うまでもなく、大女優・大竹しのぶさんの怪演もすごかったです!
それと、衣装で最高!と思ったのは、クライマックスシーンの白いドレスが、独特のブルーで表現される、石切場の神聖且つ荘厳な舞台に映えて、キラキラした雲母が、『れん』に降り注ぎ、『れん』のこれまでに抱いてきた心の奥の闇が浄化されるシーンがあまりに美しく、今でも鮮明に強烈に目に焼き付いています。物語は哀しく切ない。そして映像は強く美しい。。。
ですので、この度の、石井監督が撮った映像を全てを収めたという19分拡大の『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』のディレクターズ・カット版は、私にとっても、石井さん作品の全女性ファンにとっても、必見の作品となるであろうこと間違いありません!!
劇場(銀座シネパトス等)でも年明け早々、1/8(土)〜ディレクターズカット版を公開するそうなので、ぜひ期待して待ちたいと思います!◎
百歌声爛-男性声優編-III
声優さん10名による、アニソンメドレー♪ メドレーなので曲の一部分のみが1人10曲ずつ歌われています。
声優さん個人のリクエストによる選曲との事でどんなアニメに思い入れがあるのかが何気にわかって楽しいです。一部重複してる曲もあるんですが歌い手が違う事で曲の感じも変わってそれはそれで聞き応えあり!です。
あと声優さん自身の年齢によって選んでいるアニメにも影響が出てるのも面白い。若い梶くんはポケモンやHUNTER×HUNTER、大川さんはマッハGOGOGO・タイガーマスクといった具合(笑)
個人的には同世代のちーちゃんの選曲に共感♪
幽☆遊☆白書とか(*^^*)
この中に好きな声優さんが1人でもいるなら買いだと思います。
諏訪部さんがサリーちゃん・アッコちゃん・メグちゃんなどなど全部魔法っ子系できたのは何か意味があるのか、ある意味謎でした(笑)
あと、ちーちゃんが歌うラピュタの“君をのせて"(さぁ出〜かけよ〜うっていうあの曲です!)超・超、お可愛らしい声で歌ってらっしゃいます!必聴です♪
だいさく先生も選曲には馴染みがなかったのですが失礼を承知で言わせて頂くと昔より歌唱力が上がっていて感激でした☆
CD全体を通しても充分エンターテイメントにとんだ良いCDだと思いますよ。 知らなかったかっこいい曲にも出会えて良かったです。
就活って何だ―人事部長から学生へ (文春新書)
15社の顔ぶれを見ると、
要するに超人気企業であって、
本書に書かれている人材要件とか、
選考の観点などが他社にも適用されることはない。
あまりこの本を深刻に受け止めないことが大事だと思う。
参考として読み流すくらいがいい。
ただ15社の採用選考のポイントははっきり書かれているので、
エントリーをしようという人はしっかり理解したほうがいいだろう。
15社に共通しているポイントが2点あった。
'@新規事業展開のために、
(あるいは競争環境変化のために)
新しいタイプの人材が不足しいている。
'A人事部長が新卒採用を受けた頃より、
各社とも採用選考が明らかに難化している。
これは15社以外も同様の傾向だと思う。
これから就職活動をする学生にとって、
この傾向はチャンスなのかピンチなのか。。。
チャンスにしてもらいたいと思う。
ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズ・カット 完全版 [DVD]
久しぶりに「フィルム」と呼べる邦画。石井隆の作品はこれが初めてだけれどもっと見てみたいと思った。
竹中直人の演技は舞台の芝居向けで、紅次郎の怪しい隠れ家を小宇宙として表現するのに最大の効果を発揮するだけでなく、
新宿の街や、富士の樹海までもを閉じられた空間のように見せてしまうところがすごい実力だなと感じた。
石井の作品世界のテイストと竹中の表現が完全一致。これはお互いプロとしてあわせたのか、趣味があったのか、興味のあるところだ。
さらに評価すべきのが安川午朗の音楽。石井隆の作品をいつも担当しているようで作品世界と見事に調和している。
僕が好きなデビッド・リンチの作品の環境音楽と似ているものがあるからすごいひきずりこまれた。
で、話題の佐藤寛子だが見たところ竹中の演技にかなり影響されているように見えた。竹中に合わせているとしたらすごい大物になりそうだが、
この作品に関しては彼女の熱意だけでなく竹中との見事なコンビネーションに高い評価をあげたい。
ストーリーもなかなかおもしろい。昔話で美人親子か姉妹が一夜の宿を求める旅人を殺すて持ち物を奪うなんてのがあったけど、
ここでは大竹しのぶ、井上晴美と佐藤寛子の三人親子が(理由はあれど)男を殺しては保険金をかすめとるというとんでもない毒女を
演じている。こんだけ悪いことをすれば同情の余地はなにもないんだけど、一応佐藤寛子にはつらい過去があり、それとヌード(笑)で
竹中直人が同情と恋愛とスケベ心で佐藤寛子に協力してしまい、警察につけねらわれるはめに陥るというもの。
「おんなはガキでもわかんねぇー!」とひとりで叫ぶシーンが印象的だ。