永田農法でつくるベランダ・屋上菜園
“スパルタ”ではなく、“バランス”が大切だったんです。
日向土だけを使ったコンテナ栽培では、水遣りのタイミングがとてもシビアです。
水はけが良すぎるので、土を過度に乾燥させてしまいがちだから。
毎朝夕にきちんとチェックできる人以外には、保水材の活用をお奨めします。
保水材とは、腐葉土(ココピート含む)とか、バーミキュライトなどです。
実はわたし、この本を読む前から、保水材併用の手抜き永田農法をやってました。
でも、ほうれん草、はつか大根、春菊などなど、バンバン収穫してます。
理論と実践は違うもの。
初心者の方も、今まで失敗してきたかたも、お奨めの一冊です。
永田農法「極上トマト」をベランダで作る (カッパ・ブックス)
ユニクロで有名なファーストリテイリングが手がける野菜部門スキップ
で販売されている水に沈むトマトを生み出した永田農法が家庭で簡単に
実践できるよう書かれている。トマトだけでなく茄子やきゅうり、イチ
ゴ、ハーブ類に関しても個別に栽培方法が説明されておりわかりやすい。
砂と液肥だけで育てるなんて常識を覆す発想だがこの本を読んでいる
うちに永田農法を実践してみたくなる。
永田農法 おいしさの育て方
美味しい、安全な野菜を家族に食べさせてやりたいな、と思っていた矢先に
私は糸井重里さんのHP、『ほぼ日刊イトイ新聞』にて永田農法の存在を知りました。
水に沈むほどみっちりと中身の詰まった、甘いトマト。
子供でも生のままかぶりつける、梨のようなタマネギ。
湯通しせずにサラダとして食べられるほうれん草…。
どれも野菜に対する常識を覆すような話ですが、永田先生によると、『これが野菜の本来の姿』なのだそうです。
目から鱗と言うか、目玉が飛び出るほどの衝撃でした。瞬間、『これだ!』と思いました。
永田先生が苦労して得られたノウハウを惜しげもなく披露してくれています。
畑だけでなく、プランターでの野菜の育て方にも言及があり、ベランダでお手軽に野菜作りが楽しめます。
初めてのチャレンジでしたが、我が家もこの夏はトマト、シソに恵まれました。
取れたてで匂い立つ本来の野菜の香りが、健全な野菜である証拠!
この夏の素麺がどれだけ充実したか分かりません。
美味しい上に、しかも栄養価も市販のものの数倍から数十倍になるのだそうです。
この本のお陰でこれからずっと、挑戦したい野菜作りになってしまいました。
超おすすめです。☆5つです。