冬虫夏草の謎
盛口氏の待望の新刊。「冬虫夏草を探しに行こう」の続編にあたる本書も、数ある?冬虫夏草関連書籍の中でも異彩を放つ存在です。冬虫夏草について、一般向けにこれだけ分かりやすく書かれたものは、今まで無かったと思いますし、この本で初めて世に紹介された種類もいくつか載っています。ゴキブリから生えるキノコのカラーイラストも載っていて、ちょっとビックリします。
虫から生えるキノコ「冬虫夏草」を追いかける中で見えてきたものは、森の中の命の繋がりとその不思議・・・、屋久島の照葉樹林での冬虫夏草探しの様子が生き生きと語られます。テンポが良くて、一気に読んでしまいます。無性に冬虫夏草を探しに出かけたくなりました。
冬虫夏草ハンドブック
この本のおかげで、たくさんの冬虫夏草に出会うことが出来ました。
数多くのきのこ図鑑を購入してきましたが、私にとって最高の教科書となりました。
冬虫夏草の個体はもちろん、発生環境まで写真で紹介してくださり、感謝の限りです。
「冬虫夏草を探しに行こう」、「冬虫夏草の謎」を読むと、更に深く分かりますが、この図鑑のみでも十分です。
多くの方がこの本に出会い、きのこの多様性にふれて頂きたいと心から思います。
この本により私にとっての「まほろば」をようやく見つけることが出来ました。
盛口さん、安田さん、ほんとうにありがとうございます。