再会の街で [DVD]
最近大安売りのように頻繁に用いられるPTSD。
本当はこれぐらいきついものなんだよなと・・。
誰かにとってはその程度のことでも、他の誰かにとっては人生全てを捨てたくなるほどのものかもしれない。
不幸って相対的なものじゃないですから。
2時間あっという間に見終わりました。いいと思います。
ICO/ワンダと巨像 Limited Box (特製ブックレット、プロダクトコード同梱)
もともとかなり空気を大切にした高水準な映像の作品だったのですが、リマスターされ一段と美しくなりました。特にICOの方はPS2版では曖昧だったヨルダの表情までしっかりわかったり、見つけにくかった出っ張りなどが明確になったりと、よりHD化の恩恵が大きいように思います。
両作品は「ただ一つのこと」を目的としたゲームであり、収集要素などもほとんどありませんが、だからといって決してゲームとして物足りないわけではなく、それだけシンプルに突き詰められていることをプレイしながら実感できる作品です。
『ICO』はヨルダという女の子と共に城からの脱出を目指すゲームです。時折現れる影からヨルダを守るために戦う場面もありますが、城内を探索しながら仕掛けを解いていくことがプレイの大半となります。よくゼルダの謎解きに例えられますが、的を射ていると言っていいでしょう。主人公イコのアクションはかなり大胆なことができ、またその挙動が非常にリアルかつ足場の悪い場面も多いため、特に慣れていない序盤はかなりハラハラしながらプレイすることになると思います。
『ワンダと巨像』は、死んでしまった恋人を蘇らせるために16体の巨像に挑むワンダという青年の物語。巨像の体躯をよじ登りながら、弱点に向かって剣を突き立てる。アクションの腕ももちろんそれなりに要求されますが、それよりも巨像の弱点を見つけるまでが大変です。あちこちへ逃げまわり、やっと巨像の弱点を発見し、さあ反撃だ!という手順になります。もちろん巨像ごとにその姿形も弱点もまったく異なるので「巨像と戦うだけのゲーム」といっても、そう一筋縄にはいきません。そして特筆すべきは、巨像戦のBGM。弱点を模索している段階では重く追い詰められたかのようなBGMですが、反撃に転じるとまさに一転攻勢といった熱いBGMに変わります。この音楽の質が実に高く、やっとの思いで反撃に移った際には、思わず前のめりになってしまう人も多いことでしょう。
そして両作品共に、ゲーム性だけでなくその世界観の素晴らしさに圧倒されます。初めてエンディングを見たときにはしみじみとした、でも心に穴が空いたかのような切ない感動を味わいました。退廃的でもの寂しいけれど美しい世界に浸りたくて、何度やってもしばらくするとまたプレイしたくなってしまいます。この世界観に合うかどうかで作品自体の評価がまったく変わってくると思いますが、公式の映像など見て、気に入ると思ったならばプレイしてみることをおすすめします。ICOのPS2版は中古でも少々高値でしたので、前々から興味があったけど…という方もこの機会にぜひ。
特典のブックレットですが、設定資料に上田文人氏のインタビューや影響を受けた作品、両作品のレビューなど、付録としては中々読み応えのあるものになっています。ファンの方にはかなり嬉しいものではないでしょうか。
ICO~霧の中の旋律~
CMを見て、懐かしいようなどこか物悲しいような気分になった。映像のイメージだけでなく、それが音であると気づいた時にこのCDを手に取らざるを得なかった。普段、ゲームをあまりしない人間なので、ICOというゲームを全く
プレイしていないのだが、そういったバックボーンなど関係なく聴ける。作曲者である大島ミチルさんの作品は、他にも何曲か聴いたことがあるがこれは特別心に染み入る。これほど心惹かれる曲は近年聴いたことがない。
ゲームに馴染みの無い人にも強く勧めたいと思う一枚。
ワンダと巨像 大地の咆哮
ゲームを制覇した人へのご褒美とも言えるサウンドトラックです。
アグロと駆け抜けた広大なマップを思い起こすことが出来るでしょう。
トラック12,13を繋げて聴いている時は巨像相手にやっと優勢を握った時のワクワク感がよみがえります。
ゲームの演出が話題のヴィジュアルだけではなく、ここぞという時にしか流れないサウンドも大きな力を秘めていることを実感する一枚です。
Shadow of the Colossus(TM) Official Strategy Guide (Official Strategy Guides (Bradygames))
色々な所でこの本について書かれていたので興味を持ち購入したのですが、予想以上の厚さにビックリしました!
細かな攻略方法や画像が載せられているので凄く解りやすいと思います。
けれど、まだゲームをクリアしていない人にはあまりお勧めしません。
本当に細かに書かれているので・・
後、プレイ中には必死で見る事の出来なかった(私だけでしょうか?)巨像の姿をじっくり見る事が出来たので十分満足できました。
ファンには嬉しい一冊だと思います。