女神転生IMAGINE プレミアムパッケージ
ほかのレビューでも述べられているが、現状ではやれることがすくない。
正直もうすこし洗練してから正式サービスをはじめたほうがよかっただろう。
しかし、女神転生の世界観や雰囲気はよくでており、悪魔合体システムなども
よくできているので今後のバージョンアップが楽しみでもある。
ただいろいろな意見を聞き、また自分がプレーして思うことは、今までMMOを
やったことがなく、今回初めてMMOに触れた人には非常に苦痛と感じられるの
ではないかということである。
レベルの上がりにくさなどは30時間程度で全部クリアしてしまうゲームと違い
サービス期間が1年以上と長期にわたることを考慮してのものである。だが、
このレベル上げは単純な作業に陥りやすく、特にコンシューマーと違い、意思
のある他のプレーヤーと協力できるかが鍵になるなど人間関係が付きまとう。
そのようなことを苦痛や苦手と感じる人は葛葉ライドウやペルソナ3の方がは
るかにおもしろく、そっちを絶対的にお勧めする。
いろいろ書いたが、DDSの頃からやっているユーザーが、偽典などについて、
ゲームの中で知り合った友人とそのころの思い出話がしたいなどという場合に
はやってみるのもいいかもしれない。
もっともネットゲームの体験者で6月から参入する運営に不安がなければの話
ではあるが...。
TOKUMA Anime Collection『デジタル・デビル物語 女神転生』 [DVD]
西谷史が1986年に発表したSFホラー小説「デジタル・デビル・ストーリー・女神転生」をアニメーション映画化したものです。
女神転生というと、PC-88、PC-98、ファミコン、スーパーファミコンからサターン、プレイステーション、そしていまだにストーリーを変えながら存続しているゲームのブランドなので、ゲームのために作られたブランドと思っている方も多いかと思います。
実はゲームのほうこそが本作と小説を基に作られたタイアップ商品です。
そして、この「デジタル・デビル物語 女神転生」こそが全てのゲームの原作なのです。
ですから、この「デジタル・デビル物語 女神転生」は人気のある作品の人気にあやかって作られた安易なアニメとはまったく異なります。
発表は1987年で既に20年以上前に公開されたアニメーション作品ですが、この当時はこのアニメから派生したゲームが20年後までこれほどの人気ブランドになるなど誰も予想できなかったでしょう。
「女神転生」のシリーズは徳間書店がアニメージュ文庫で出した上記の小説が最初で、本作はその小説のアニメーション化であり、全ての「女神転生」ブランドの作品で第2段。
(小説を抜きにして映像・ゲームといった電子メディアによるブランドでは記念すべき第一作!!)
今のメガテンのようなスタイルが確立される前のものですので、今のメガテンのノリに慣れた方が観たら、全ての原作である本作のあまりにホラーな雰囲気に驚くと思います。
1980年代は小説や漫画からアニメやゲームを派生させてそれらの人気を高め、相乗効果で一大ブランドを立ち上げるというビジネスモデルを「メディアミックス」と呼び、盛んに行われていました。
今では「ドラゴンボール」や「ガンダム」等の成功からもわかるように、これらは当たり前すぎる手法ですが、ゲームやアニメの製作会社自体が少なく、大変な作業だったあの当時はきわめて挑戦的な戦略だったわけです。
それをするために、徳間書店は映画会社を買い取ったり、アニメーション製作会社を設立したり(あのスタジオ・ジブリもこの頃徳間書店によって設立された)と徳間グループを結成するほどでした。
結局、女神転生のシリーズはゲームが最も長命を保ち、小説やアニメのほうはわずかに製作されたにとどまりましたが、そこには作品の出来というよりグループの解散などの様々なやむをえない事情があったためで、それが実に悔やまれます。
そのメディアミックス黄金時代に非常に力を入れていたのが「女神転生」ですから、過去の様々な人々の力の結集なので「メガテン」シリーズが面白いのも当然です。
そういう意味でも、本作はメガテンのファンなら観ておいて損のない歴史的な作品です。
ストーリーは完全にホラー映画を目指しています。
今のメガテンのように悪魔がたいしたことのないザコといったノリではなく、「エクソシスト」(1973年アメリカ)のような、人知を超えた恐るべき存在といったテイストがちゃんとでています。
コンピュータによって悪魔償還を行う、というアイデアは非常に秀逸でした。
実はその前にアメリカで1981年にデビルスピーク(EVILSPEAK)という同様のアイデアの作品がありました。
主人公、中島朱実、白鷺弓子が実は日本の古代神話のイザナギ、イザナミの生まれ変わりで、ロキやセトといった北欧神話やエジプト古代の神との対決など、無国籍の神様や悪魔の対決というのは「闇の密霊師」 芝田英行(1985年少年チャンピオン)など、日本では漫画でもすでにあったものです。
悪魔合体というアイデアもデビルマン(永井豪・1972年少年マガジン)で確立されています。
それら、過去の優れた作品の様々な良いアイデアをうまく取り入れているため、後にストーリーが発展しやすいともいえます。
45分というのはいささか短めで、もうちょっとストーリーを凝ってもいい気もしますが、エンディングのホラーなノリなども良くまとまっていて、あの時代のオカルト・コミック的なストーリーはホラー映画好きなら結構ハマれます。
金子一馬 電脳悪魔図鑑 ~壱~
ジャックフロストのスクリーンセーバーがとにかく可愛いです!
カレンダーは2003年までしか入っていないのですが、メインの悪魔図鑑とスクリーンセーバーで満足です。
悪魔図鑑は淡々と悪魔と説明が掲載されているのではなく、演出があったりBGMがあったり凝ってます。(もちろんそれらの機能は消せます)
五十音順や国別に探すことができて便利ですが、収録数はあまり多くないかもしれません。
“壱”という位だから一応続刊の予定だと思うんですが…。
真・女神転生 サウンドコレクション
今はもうゲームに熱中する齢では無くなったが、それこそ昔は学校や勉強も忘れ現実逃避するほど(笑)ハマリまくったものだ。そう『真・女神転生』シリーズもその最たるひとつだった。
本作はSFC版から新たにPSに移植されたモノのサントラである。恥ずかしながらPS版は未プレイな私であるが、今になってこのCDをアマゾンで見つけ無性に聴きたくなり、PS版サントラとは知りつつも思い切って購入してみた。
「懐かしい…」これが第一声だった。全ての曲を聴き終わる頃にはあの当時のシーンの数々が鮮明に思い出された。これは驚きである。
確かにSFC版当時の陳腐なサウンド(いや、私にはある意味これが最良なのだが)とは微妙に違う音なのだが、CDのライナーにも記してある通り、元のSFC版の音源の雰囲気を損なわないように巧くアレンジしてあるのだ。むしろ音質のクオリティがアップした分、曲としてのクオリティもアップし聴きやすいと言える。まるでSFC版そのものが美しく蘇ったと勘違いをしてしまう程の出来だ。(嬉しい勘違いだ)
これはPS版ファンはもちろんのこと、往年のSFC版ファンの方も決して裏切らない至宝のサントラ集と言える。
ちなみにCD1のシークレットトラックに収録されている謎の曲(?)不勉強で私には聞き覚えのない曲なのだが、個人的にこれが今一番気に入っている素晴らしい曲である事を補足しておこう。お薦めである。
真・女神転生III-NOCTURNEオリジナル・サウンドトラック
久しぶりの「真・女神転生」シリーズの作品となる「真・女神転生III」のサントラです。
秀逸なゲームですが、その世界を構成している要素の一つが音楽!メガテン・ファンにはおなじみの曲のアレンジ、もちろん新しい曲も収録されています。全体的にロック・テイストな感じに仕上がっていてかっこいいです☆ゲームをプレイしていないときもメガテンの世界に浸らせてくれます。
メガテン・ファン必聴の1枚です。ただ、ラスボス戦の曲なども収録されているので、気になる人はクリア後に聴いたほうがいいかも;