パタリロ! スターダスト計画 [DVD]
当時誰もが歌って踊ったクックロビン音頭が帰ってくる。
いわゆるホモネタ爆発な作品なのだがキモさとか嫌らしさとかが
目立たないくらい世紀末的(もはや死語?)ギャグが満載なのである。
最近では話の腰を折るのはボボボーボボーボボが有名だが
元祖はやはりパタリロ殿下と思われますね。
原作を崩さないで描かれる脚本も素晴らしいと思う。
是非是非お祭り気分でご鑑賞下さいっ
オープニングを原作者が歌っているのもサービス精神ゆえだろか?!
海将(下) (講談社文庫)
宇喜多家と羽柴秀吉の交渉人としての活動から肥後半国の領主となった人生絶頂期までの人生を追った後編、人によっては、加藤清正と先陣を争い、清正以上の軍功を残した朝鮮出兵や、宇喜多秀家や石田光成とともに武将らしく戦った関ヶ原の戦いについても触れてほしかったと思う人も多いと思う。関ヶ原や朝鮮出兵については史料が多く残っているので海音寺潮五郎氏や司馬遼太郎氏などの作品で取り上げられている。史料がほとんど残されていない時期については、他の武将が中心となって記された史料をもとに、様々な視点から推察するしかない。このような難易度の高い史料分析をもとに小説を書けるのは、経験が豊富で海洋小説を得意とする白石氏しかできないと思う。本作のクライマックスは高松城と紀州の根来雑賀衆の城攻めで、水中に浮かんだ城に対する船からの攻撃で戦功を挙げたことを本書を読んで初めて知った。読後感も爽やかで、小西行長に対する狡猾な悪印象は見られない。この小説は行長にとっては最高の供養になると思う。本書ではマガジンに連載されている仙石権兵衛秀久がどうしようもない悪役として登場している。
海王伝 (文春文庫)
第97回直木賞を受賞した『海狼伝』の続編。
『海狼伝』では話の軸が笛太郎のみであったが、『海王伝』では笛太郎&牛之助と話の軸が2つになる。
この両者が絡み合いながら、黄金丸は日本を飛び出す。
牛之助が醸し出す独特の雰囲気の中に見え隠れする故郷への思い。
対する笛太郎の父親への思い。
それぞれがそれぞれの思いを抱きながら、黄金丸と共に、異国の海で暴れます。
とはいっても、本来は牛之助も笛太郎も争いを好みません。
それにもかかわらず、二人は吸い寄せられるかのように、争いに巻き込まれていきます。
そして、最後には笛太郎の父親と対峙することに…
もちろん、武蔵坊弁慶を彷彿とさせる雷三郎、船のこととなると船大将にさえ逆らう小矢太等々、愛すべき登場人物達は健在です。
因みに、私は話の終わり方に続編を期待せずにはいられませんでした。
ソレデハ…
機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス [DVD]
いやー、皆さん言われていますが、予想以上に画面がきれいです。又、同じように皆さんも言ってますが、それ故に手書きセルのムラやゴミなども確かにあります。
でも、これも良いもんですよ。ホント。一所懸命にこの作品に命を吹き込んでくれた、当時のスタッフの方々の仕事ぶりを感じてしまいます。声優の方々もTV版をこなした後だからか、この劇場版では一層シンクロ率が高いと個人的に感じてしまいますし。何と言いますか・・・声優さんが仕事しているというより、キャラがしゃべっている感が凄いんです(あくまで個人的な感想です、妄想じみた)。
この劇場版が誕生した瞬間は奇跡的だったんだなと、今さらながらに思いました。
それを、やっと自分の物にすることが出来ました。こんなに良い作品状態でまたこの作品に出会えるとは・・・。良い時代です。高価で正直お金の工面に苦労しましたが、昔のセルビデオを考えれば安い方だと思います。
確かに、今までにもセル版のビデオやLD、評判の芳しくない特別版DVDなど世に送り出されてきましたが、本当の意味で手元に置き続けたい仕様の物にはなりきれなかったと思います。少なくても僕はそれらを無理にでも欲しいとは思えなかった。
そういう意味でも、やっと宝物が手に入った気持ちです。手放したくありません。
あぁ、自分の好きなガンダム作品がこれでようやくDVDで揃いました。
(1st劇場版+新訳Z+逆襲のシャアの3作品、7本)
バンダイ商法と揶揄されてしまうのも仕方がない気がしますが、こうなりゃユーザーがしっかり見極めて本当に自分の欲しい、価値観に見合った商品をチョイスしていかなきゃいけない時代になったと判断してオタクライフを続けていきたいと思います。
本当に、無理してでも買って良かった。今後レンタル版でも同じようなのが出るでしょうが、でもセル版のこのデッキにセットするとスグに本編が始まる(又は即メニュー画面)という「宣伝映像無しの快感」は良いものです。些細なことですが優越感を感じてしまいます。
サイボーグ009 1968 DVD-COLLECTION
ストーリーの展開が最高、後の009は変なSF趣味、文学趣味に走りすぎ。やはりアニメを見る層が子供でなくなったからでしょうか。とくにサイボーグXの挑戦は大きなどんでん返しがありこれこそアニメの楽しみといえましょう。いつまでも自分の手元に残しておきたいDVDです。小学生のころ夏休みの宿題をやらずに母親に怒られながらテレビにかじりつきサイボーグ戦士の活躍を見た思い出があります。蝉の声、カルピスの甘さ、009の活躍昭和36年生まれの私はおそらく再放送を見たのでしょうか少年時代の甘美な思いでの一つです。