俺たちのメロディー
リアルタイムで経験して人しか決してわからない。あの夕食後の楽しみの刑事ドラマや青春ドラマ。子供の時はドラマの翌日は必ず友達同士で刑事ごっこやドラマの再現。まだファミコンなどもなかったあの頃は私達はそれはそれで楽しかったです。ショーケンやジーパン、テキサス
などあの頃のヒーロに憧れる気持ちはいつのまにか忘れて毎日それなりに生活に追われていますが、こういう音楽を聴くと忘れてしまったあの頃の青春とロマンが思い出され更なる勇気が出てきます。
相棒 Season8 DVD-BOX2
新相棒・神戸ミッチーを擁してのシリーズ後半。正月SPこそ「相棒じゃなくてもいいじゃん!」と思わせる、土曜ワイドテイストたっぷりの作品だったが(皮肉ですよ!)、神戸ミッチーもこなれてきたし、前半よりは印象的な作品も出てきたかなぁという感じ。ただし、全ての謎や伏線を根こそぎ回収しきった桜井氏の最終話の見事な出来が、このシリーズの全てのグダグダを帳消しにしてくれたんだよね。同じ★4つだが、★3つに近かったBOX-1と比べると、こちらは純粋に★4つ、って感じかな?
BOX-1のレビューでも書いたけど、神戸ミッチーは良かったと個人的には思う。物足りなさ感の正体はやはり脚本。後半ではとうとう書かなかった輿水氏に、桜井氏も(12)と最終話だけだしね。どうしてもこの両名とその他ライターの力量の差は目立つんですよね。救いは完全にメインライターの一角となった大田愛さんの(11)(14)。相棒ファンとしては、もっと深くてエグイものを期待しているんだが十二分に合格ライン。超絶伊丹フィーチャーの(15)や、大河内メインの前述(12)も楽しかった。また駄作連発だった徳永氏が、実はコメディータッチのネタ会ならばは素晴らしいんだと実感させられた(17)など、前半よりは確実にクオリティがあがってますね。
そして最終話。ぶちあげた話と伏線が大きく破綻することも、変に奇をてらうことも無く、終始一貫して筋が通っていて、なるほど!と頷かされた、見事な作品でした。ホント、Season9が早くも楽しみです! とはいえ桜井氏、このネタ、他作品でも使い回し過ぎでしょうに(笑)
相棒DS (初回生産:「名セリフステッカー」同梱)
正直、あの記者会見の大袈裟さからすると「・・・」という感じの出来です。
片っ端からペンで画面をタッチして、情報を集めれば相棒のお二人が話をまとめて、間違えても指摘されてやり直しができて、必ず解決できるというのは、今までこういったゲームをしたことがない人にはお勧めです(もちろん「相棒」ファンにも)。
ところどころに出てくる恒例の場面(亀山と伊丹のやり取りなど)もクスッとなって、嬉しくなりますし、ミニゲームもノベルモードもまずまず。
でも、やっぱり何課もの足りないんですよね。違う意味で「相棒」だからこそできたゲームなんだと思います。
クイック・ジャパン92
オードリーの記事目当てに購入。
とても内容が濃く、じっくりと取材された様子でよかったです。
特に「オードリーのオールナイトニッポン辞典」はよくまとまっていて、
ヘビーリスナーでも納得&初心者でもわかりやすいと思います。
ライターさんの力量ですね。
他にもロッチやこびとづかん、松尾スズキなど、
けっこうツボな記事がたくさんあってお得でした。
『相棒』10周年メモリアルBOOK 杉下右京10years (ぴあMOOK)
『相棒』の作品世界を余すことなく通覧した証言集。
主演の水谷豊さんについては、さまざまな媒体で折に触れインタビュー記事が出るので、特別ということもないが、『相棒』の生みの親というべき脚本家・輿水康弘氏のコメントは滅多に聞けないので、大変貴重だ。レギュラー陣の人物造形の経緯など、「ふ〜む、なるほどねぇ」というところ。特に神戸尊のキャラクター造りに関しては、作中での言動・振る舞いに照らして実に腑に落ちる絵解きをしてくれていて、この部分だけでも読む価値あり。ますます『相棒』の今後の展開が楽しみになるというものだ。
なお本書の場合、ストーリーガイドは至極あっさりと済ませている。そちらは過去に日本工業新聞社から出た『オフィシャルガイドブック』にお任せということなのだろう。ファンであれば当然購入済みのはずで、「今更」だし、まずは妥当な判断だと思う。
唯一不満があったのは、付録。グッズそのものは良くもなし、悪くもなしなのだが、書籍本体に両面テープで貼り付けてあるのには閉口した。テープが残らないように綺麗に剥がすのに、結構神経を使わざるを得ないのだ。「キリトリ線に沿ってページをハサミで切り離してから、付録を取り出してください。」なんて注意書きがされているけど、そんな本を毀損するような真似はしたくないですよ、普通。その辺、配慮が少し欠けていると感じるので、星一つ減点。