仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男
伊上勝は伝説のシナリオライターだ。
「遊星王子」から始まり、「隠密剣士」から「仮面ライダー」・・・テレビの草創紀から活躍し、テレビが飛躍する時代を演出したシナリオライターだった。
著者の竹中氏もこの書籍の中で語っているが、伊上勝に関する書籍が今までなかったのが実に不思議だった。私も待っていた一人だ。
最初、この本を手に取り、パラパラと読んでみたら、字が大きく、内容がスカスカかなと少し落胆したが、読んでみたら大違いだった。
伊上勝氏の長男で、シナリオライターの井上敏樹氏が書かれた第1章の「回想 伊上勝」は素晴らしい文章だ。読んでて目頭を押さえた。親と子の相克、子から見た親の姿と親の外での華麗なる経歴とのギャップが、まざまざと描かれている。
そして、第2章以降の竹中氏のインタビュー記事も、抑えが効いていていい文章だった。特に宣弘社時代の部下の阿久悠さんのインタビューが採録されていたのには驚いた。
だが、伊上氏があまり友人がいなかったこともあり、他の元東映のプロデューサーの平山亨氏らのインタビューを通じても、伊上氏の姿はなかなか浮き彫りにならない隔靴掻痒感は多少あった。
しかし、やっと出た「伊上勝」評伝は、待っていた甲斐があった作品だった!
仮面の忍者 赤影 ミュージックファイル
以前サウンドトラックリスナーズコミニュケーションズから出ていた物の再発売ですが、一曲1トラックになり、好きな曲を一発選曲できる様になった。しかし、以前の盤であった余りにも有名なオープニングナレーションがなくなった。これにより★一つマイナスにさせて戴きました。ですが有名な名曲揃い。堪能して下さい。できれば流用曲のワタリも全曲聞きたいです。
仮面の忍者 赤影大辞典
数少ない仮面の忍者赤影の書籍で、以前発行された「赤影参上!(扶桑社)」の加筆・文庫版です。
全話のストーリーをページ下半分に、スチールを上半分に掲載しとても見やすく好印象、当時の製作スタッフや役者の濃密な裏話や苦労話も読みごたえ十分の内容でした。
1〜16Pまではカラースチールによるオープニングや各忍術、名場面集。
文庫サイズでコンパクトなので鞄に入れて喫茶店、電車、仕事の昼休みに読みましょう(笑)
あのころのテレビ主題歌
懐かしいTV主題歌のCDです。自分はレコード盤で持っていたのでCDになったから思わず買いました。昭和30年代を特集してもらえたほうが懐かしくなります。松山容子さんの「琴姫七変化」や月形龍之介さんの「水戸黄門」(歌:三波春夫さん)の主題歌が入っていたらもっとよかったとおもいます。