岡林信康URCシングル集 +8 (紙ジャケット仕様)
個人的には今回の復刻の中で目玉といえるアルバム。
今まで全く聴けないか、もしくはレコードでしか聴けなかったものがようやくCD化された。
そして、やはり”はっぴいえんど”がバックを務めている楽曲は、演奏・アレンジとも出色の出来だ。
特にDISC-2の12曲目「私たちの望むものは」の最も”ロック”なバージョンといえるこのテイクは、はっぴいえんどの演奏の中でもベストともいえ鳥肌もの!この一曲のためにこのCDを買う価値があると思う!
プロポーズ
‘2010年9月19日、福井市美山「楽く楽く亭」金木犀コンサートに行きますと、良さんが、六三とは、思えない若々しい姿で、夕焼けに暮れ行く外に居た。 年輪か、人のやわらかさを蓄えて、挨拶に応じてくれた。 この日プロポーズや、駒沢あたりで中心の、アコースチックな曲調で心に染み込む声を聴かせてくれました。 「ゴスペルー嘘でもいいからー」、それに「誕生日」、・・・すごい詩まで聴かしてくれた。 これが、プロポーズに、追加されているのです。 GREENWOOD/RECORDS・有難うございました。・・・
できれば、さらに夢が脹らんで、テレビのゴールデンタイムに2時間「加川良ライブ」の企画放映を、と、願うものです。
だからここに来た!-全日本フォーク・ジャンボリーの記録- [DVD]
一昨年より各社から復刻されている岡林音源だが、特に注目だったのがマスターテープを引き上げたURC音源だった。特に個人的だがはっぴいえんどとコラボした「ロックの時代」がなんといっても最高だと思っている。とりわけ1970年の全日本フォークジャンボリー(通称、中津川フォークジャンボリー)は岡林withはっぴいえんどの最高のパフォーマンスだと思っている。前置きが長くなったがそのフォークジャンボリーが記録映画になったというのは有名な話だったが、残念ながらどこで公開されているか判らないまま見られずに今日に至っていた。過去にBSで放映された事があるというのはネットで知ったがそれも見る事がなかった。その「幻の映像」がなんとDVD化される事になった。なんて時代なんだ!これは「自分のためにDVD化してくれた」としか考えられない(笑)というわけで即予約だ。当時の最高のパフォーマンスを映像で見られるなんて今から楽しみでしょうがない。しかし実は岡林だけでなく「五つの赤い風船」のパフォーマンスも最高なのだ。1970年はGSとフォークがロックとニューミュージックに変化して行く端境期でフォークの円熟したパフォーマンスが最高にかっこいい。フォークが拓郎の時代になるのはこの翌年、1971年からだからね。
大集合! 青春のフォークソング [DVD]
凄い選曲だ、凄すぎる。
山谷ブルースにはチャンピョンをもってきて、ボディにしみる。
チューリップのアップリケにオリビアを聴きながらを連続したら
脳天ふらふら。
山崎ハコにダカーポが同じディスクに、、、ほぼ昇天。
コアでディープなマニアも押さえつつ、青春の甘酸っぱさに
涙できる思い出カラオケ要員も満載。
封印したはずの、長髪時代に思いをはせながら
皆で酒の肴にしたい感涙の逸品である。
放送禁止歌 (知恵の森文庫)
ドキュメンタリーのディレクターである作者が『放送禁止歌』というドキュメンタリーを制作していく過程で浮かび上がってきた「放送禁止歌」なるものの、曖昧さ…いつ、誰が、どうな理由で放送の禁止を決めたのか…実は誰も知らない、という推理小説のような謎とき中心で進む1章、2章。
そこからは、言葉狩りにも似た放送禁止の理由の馬鹿馬鹿しさや、自分で考えることを止めてしまったかのようなテレビ・ラジオ局の保身主義が垣間見えてきます。
この1、2章…実は筆者が考えているより、問題の根は深いのかもしれない。自分で考えることを止めてしまっているのは、テレビやラジオの制作サイドだけではなくて、実は日本人全体なのかも。この点については中西輝政『日本の敵』の一読を。
そして、日米の放!送禁止事情の比較を挟んで、岡林信康「手紙」赤い鳥「竹田の子守唄」等をキーに、部落差別の問題へと踏み込んでいく構成は圧巻。心打たれます。
同時に…この本と併せて『同和利権の真相』も読んでみてください。そこから先は、あなた自身が確かめ、考えなければならない問題です。