アフリカン・テイル [DVD]
Bonaの生い立ちから成功までを追ったドキュメンタリー。
大物共演者のコメントやライブ映像も入っているので、決してつまらない訳ではないのですが
翻訳のセンスが今ひとつで、観ているとうんざりすることも・・・
ただファンとして持っていて損は無いです。
Reverence
ジャズベーシストとしてのイメージが先にあるリチャード・ボナですが全編に流れるアフリカの風が心地よいアルバムです。彼のボーカルは心に刺さったトゲを溶かして体の一部にしてしまうような癒しがあります。寝っころがってボーっとしながら聴いていると、アフリカの強い光と、優しい風に包まれるでしょう。
パット・メセニー・グループ スピーキング・オブ・ナウ・ライヴ・イン・ジャパン [DVD]
メセニーグループは当初、メセニー、ライル・メイズ(key)、マーク・イーガン(b)、ダニー・ゴッドリーブ(ds)、というメンバーだった。ボーカルを加えてワールド・ミュージック(無国籍?)色が強まり、「Offramp」(出たときの邦題は「愛のカフェオーレ」)からベースがスティーブ・ロドビーに変わり、「First Circle」からドラムがポール・ワーティコになっている。このリズム体で黄金時代が始まり、「Still Life」(87年)でメセニー・グループ路線の完成をみることができるだろう。その後のメセニーグループはリズム体を固定して音楽的発展を図っているように思えたが、「Speaking of Now」ではポール・ワーティコ(ds)を解任しアントニオ・サンチェスを加え、さらにボーカルにリチャード・ボナを迎えている。これらのメンバーを加えてさらに地平が広がったと、メセニーはインタビューで答えている。
メセニーの目指すのはいわゆる「ワールド」な音楽ではなく「シンフォニー」のようだ。アーティスト=パット・メセニーに敬意を表し、本作を推する。