おおきく振りかぶって(14) (アフタヌーンKC)
終始涙しっぱなしの14巻でした。
今まで、刊行ペースが長い…展開が遅い…
と若干のもやもやを感じつつ読んできましたが
一気に不満解消されました。
ついに試合終了しましたが、後味良すぎです。
本当にこの漫画にあえてよかった!と思えました。
今回はなんといっても三橋君がいい。
今までどれだけ阿部君に依存して野球してきたのか。
バッテリーがどういうものか、普通の野球をするとは
どんなことか、三橋君は気づくのですが、、、
このあたりの描写も全然押し付けがましい感じがしなく
自然に感情移入できて、自分も「そうか、野球って
こういうものなんだ」と一緒に気づかされました。
試合の展開は、いたって自然。
大どんでん返しや現実離れしたパワーアップも何も無い
けれど、こんなに一人ひとりが頼もしく強く見えたのは
14巻中で一番でした。
思いっきり泣いたあとで最後に志賀先生の豆知識…
いや!でも!!泣かずにはいられないこの巻。
本屋さん大賞、文芸作品もいいですけど、私は
おお振りに一票投じます。
おおきく振りかぶって ~夏の大会編~ 5 【完全生産限定版】 [DVD]
とうとう来てしまったこの回!
コミックスでも相当の衝撃だったこの回を、どうアニメで表現されるのか、
非常に楽しみにしていました。
いつもの西浦の緊張+ほのぼのが続いて、いよいよあのシーンに近づいた時、
すこしBGMに緊張感が。
でも明らかに何かあるというワザとらしさではなく、知っている人には
「あああああ来る〜〜〜}
というのがわかるようなこの効果は うまい! と思いましたね。
ただ、第一期の三橋の冷水シャワーのシーンの方が衝撃だったような気がするのは、
大事なシーンなのにちょっと走りすぎているかな〜という感じがしたからでしょうか。
コミックスの通りにアニメのシーンが過ぎてゆき、忠実に再現されているのですが、
そこはアニメでしかできない効果なり表現なりを利用して、もっとこのシーンを
盛り上げてくれても良かったのではなかったかなぁ・・・と思います。
このシーンはお互いの心情がこの時点ではコミックスでも語られない場面なので、
難しいっちゃ難しいでしょうけどね・・・
原作に忠実かつアニメでこその表現が絶妙にMIXされてれば、最高の作品が
できるのでしょうけれど、そんなに贅沢言えませんよね、今でも十分高品質な
アニメだと思います!
おおきく振りかぶって(15) (アフタヌーンKC)
美丞に負けたところから、話は始まります
負けても、全然凹んでません
あれだけ練習していたのに、田島なんかは「必死さが足んねー」なんて言ってます
チーム目標「全国制覇」を掲げ、合宿が始まります
15巻でやっと1年の7月26日
この作品はどこまで続けてくれるのだろう
是非とも、3年になり引退するまで描いてほしい
おおきく振りかぶって ~夏の大会編~ 7 【完全生産限定版】 [DVD]
この巻の、というより全体を通しての感想になってしまうのですが、ほんっっっとうに素晴らしいアニメでした!私はアニメから入って原作を読んだ身ですが、元々原作のファンの方でもそうでないかたにもオススメできるのではないでしょうか。丁寧にアニメ化されていると思います。出会えてよかった!TVアニメでこんなに素直に感動したのは久しぶりです。おお振りの存在は知っていたものの、なんとなく食指が動かないでいたのですか、一期から何げなく見始めたらなんだかめちゃめちゃ面白いじゃないか!とどっぷりハマってしまいました。野球ってこんなに面白いスポーツなんですね。もし自分が学生時代に戻れるなら野球部に入りたいと思ってしまった程です。それにそれぞれキャラクターの綺麗事じゃない劣等感や不安、後ろ向きな感情と葛藤しながら前へ前へ進んでいく一生懸命な姿がキラキラしてて眩しくて思わず涙が出てしまいます。何度でも見返したくなるアニメです。一期からの『全部阿部君のおかげ』ってのがこんな風に成長するための伏線だったんだなぁ。よくできているなぁ。最後のほうは本当に泣かされっぱなしです。原作のストックがたまったら同じスタッフさんで3期とかないかなぁなんて(笑)本当に丁寧に作られている素晴らしいアニメなのでたくさんの方に見てもらいたいです。