懐かしの人形劇テーマ大全
人形劇はまだまだ元気だ。
NHKの教育番組や幼児向けの知育番組では、いまもさまざまなキャラクターが生まれ、子どもたちを喜ばせている。ビデオ合成の技術も上がって、画的にもなかなか凄いんですよ、ホントに。
で、このCD。収録されたタイトルは、どれもこれも大ヒット作だ。綿々と続く人形劇の歴史の中で、おそらくもっとも華やかな部分に名を刻んだと言っていい作品群が一望できる、まことにお得な一枚である。
ああ、『ネコジャラ市の11人』。「みんな捨て~ろ~」が怖かったなあ。
おお、『飛べ! 孫悟空』。「ニニンがサンゾー」は教育上問題があるとか言い出したバカがいたねえ。
と、ノスタル爺モードまっさかさまの私であるが、しかし「懐かしい」ではすまされない。アニメや特撮に比べると研究の進んでいないジャンルである。いまの私のいくばくかを、これらの作品は確実に作った。この一枚で終わらせてはいけない。真剣にそう思う。
続編では『ネコジャラ市』と『プリンプリン』で一枚ずつ作っていただきたい。教育テレビ篇で『プルルくん』も入れて欲しいですな。